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061:【消えたぼくをさがせ】野火晃(講談社)

中学1年生の主人公が体験する、夏休みの冒険。ということで、児童文学なんだけど、しかもかなり昔の作品なんだけど、今読んでも十分楽しいです。
夏休みの最初の朝、テレビの生中継の画面に、なぜか自分が! 慌てて自転車をこいでその場所に行くのだけれど、なにも変わったことはない。しかたなく家に帰るが、そこには見知らぬ家族が住んでいた。しかも、近所に住む人、学校、友達も、自分のことを知らないと言う。
いわゆる「パラレル・ワールド」ものなんだけど、面白いのは、普通はそんな世界に飛び込んでしまうと、おかしいのは自分だけなので、自分一人の力でなんとか状況を変えるか脱出するしかないんだけれど、この話では「見知らぬ家族」のみんなを始め、心療内科の先生や親戚や近所の人たち(主人公にとっては昔なじみだけれど、相手にとっては主人公は見知らぬ他人)が、一致協力して主人公のために力を尽くすのですな。
主人公はマスコミにも取り上げられて、一躍時の人となるけれど、そこからみんなはかくまってくれる。マスコミの書き方も、悪意に満ちたものだけで終わっていないのがいいなあ。
さらに、最後は、と、言わない方がいいかもしれないけれど、あえて書くと、あっという間に終わるのがいい。しつこい理屈をこねくり回したりとかいうのがないのが、とてもいいです。
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WBC 原監督(^◎^)

まあ、順当なところではないでしょうかねえ。異論もいろいろあるみたいで、「ナベツネの策略」とかいうてる人も居てるけど。
わたくし思うに、WBCの監督となると、多くのスタープレーヤーをとりまとめなあかん役目になるから、ここはスタープレーヤーまとめに慣れてる監督がよろしいんじゃないですか。その点でいうと、残念やけど現時点ではジャイアンツの監督が適任になるでしょうなあ。
ま、若い人がなって、よかったですよ。もうこれからは、王-長島-野村-星野じゃなくて、その次の世代が引っ張っていかなくては。原監督は嫌いじゃないし。って、個人的な思いやな(^◎^;)

さて、どんなチームになるのかなあ。今から楽しみです。

晩ご飯

最近滞ってますね(^◎^;)
いちいち上げるのがめんどくさくなってきてるだけです。はい。毎日ちゃんと食べてます。
今日は久々のピラフでありました。野菜たっぷりヘルシーピラフ。わかめ味噌汁つき。


(写真をクリックすると、今までの晩ご飯も見られます)

今日の体重
58.0kg、85.5cm
です(_◎_)

m05:【ブラームス交響曲集】チェリビダッケ指揮シュトゥットガルト放送交響楽団

チェリビダッケの名前を初めて聞いたのは、初来日した時かなあ。それまでは全然、聞いたこともなかったですね。なにしろ録音嫌いで、公式な録音は1種類ぐらいしかなくて、「まぼろしの指揮者」なんていう照合を付けてましたな。来日した時は、たしか読売日響の客演をして、それに先立って記者会見みたいなものも開かれて。僕はたまたま買った「レコード芸術」かなにかにそのインタビュー記事が載っててね。なんかいけすかんおっさんやと思いましたわ。理屈をこねくり回して、結局何が言いたいのかよおわからんかった。ベルリン・フィルの常任の席をカラヤンと争って負けて、それ以来ヨーロッパ各地のオケをいろいろ指揮していたらしいですね。ほんで、その読売との演奏は、徹底したピアノ、ピアニッシモの音楽で、ピアニッシモ・エスプレッシーボで、まあ日本のオケもここまでできるのかとみんなが驚嘆したとか。その代わり通常の何倍ものリハーサルを要求したらしいですが。その後、ミュンヘン・フィルの常任になってから、何回か日本にも来て、ブルックナーとかの演奏でえらい人気が出ましたね。ただでさえ長い交響曲を、さらにゆったりと(つまり遅い)演奏するので、通常だと7,80分の第8番の交響曲が、100分を超える演奏になって、吉田秀和さんが、「その演奏をずっと聴いた、その最後に金管のコラールがあっても、喜びの感情が湧いてこない」なんて書いてたなあ。
生前はほとんど録音、発売を許さなかったようですが、死後ぽこぽことライブ録音が発売されるようになりまして。まるで一時のフルトヴェングラーみたいですね。遺族が発売を許可したとか。

で、まあこんなしょうもない話は、どこかで検索して続きとか詳しいところとかは確かめてもらうことにして、ブラームスを聴いたんですわ。
ひょっとして、うったりくったりと、遅ーい演奏やったらどうなるんやろうと思ってたけど、意外にもすっきりぱっしり、ロマンチックじゃなくて古典的なブラームスだったんですね。
確かめてみると、これはシュトゥットガルト放送交響楽団との演奏で、1973年とかの録音なんですな。ミュンヘン・フィルの常任になる前ですね。このときはそういう演奏をしていたのか。
なんというか、ものすごく「きっぱりした」演奏です。オーケストラの各声部が楽器が、ここの旋律がものすごくはっきりと聞こえてくる。そんなはずはないのに、隠れたメロディとの掛け合いがあるみたいに。いや、ほんとはあるのか。そこらへんはスコアとかを知らないので何とも言えませんが、ともかく透き通るような演奏です。それでいて迫力も十分で。というか、クレッシェンドは一気、ディミヌエンドもぴゅーっという感じ。
それが、細部にいたるまで徹底している印象です。一点の曇りもないとはこのことか。すべてライブ録音のはずなのに(客席の咳払いとか、多分指揮者の「うんっ」とうなる声だとかも入ってるし)、オケの乱れがないのがすごいです。いやはや。
当時、チェリビダッケは60代。ひょっとしたら一番勢いがあったのかなあ。いや、他を知りませんからね、ええ加減なことを言ってはいけませんね。
解説文を読むと、ミュンヘン・フィルとの演奏は、やはりとても遅いテンポらしいです。オーケストラの特性とかによっても、テンポを変えてたのかなあ。そういう意味での一期一会を大切にした、とも言えるかな。でもこの演奏は、何回か聞き直したいすばらしい演奏ですよ、どの曲も。

060:【消えたおじさん】仁木悦子(講談社青い鳥文庫)

「鴨川モルホー」の万城目学が、ウェブサイトで子供のころ読んで面白かった本、ということで挙げていたので読んでみたのだ。仁木悦子は初めて読むなあ。江戸川乱歩賞受賞作家。だから、まあ題名を見ても分かるとおり、探偵小説、推理小説です。
新聞配達のバイトをしている小学6年生のぼくは、いつも早起きして新聞を受け取ってくれるリュウおじさんが、今日に限って起きてこないのを不審に思う。それに、毎朝吠えてくる隣の家の犬もいない。午後になってもリュウおじさんの姿は見えない。おかしい。ぼくはもくげきしゃを探しききこみをし、リュウおじさんの行方を捜すことにした。そして、あるゴム工場に行くと・・・・
殺人事件とか誘拐事件とかがあるのに、暗くなってない。小学生が主人公の、子供向けの探偵小説なんだけど、本格的推理小説ともなっていて、いやあ面白かった。で、途中で「いや、ひょっとしたらこいつが・・・・」と思ったら、やっぱりそのとおり(^◎^;)。でもこれって、難しいんちゃうのん。子供が読んだとしたら、ちょっとわかりにくいけどちゃんとヒントが隠されてて。
荒唐無稽なところがほとんどなくて、冒険もめいっぱい詰まってて。ほんま面白かった。というか、こういう本を書いた仁木悦子にびっくり。作者については、Wikiあたりで調べてください。

フィギュア:スケート・アメリカ

グランプリ初戦から、レベルの高い争いですな。
さすがテレビ朝日だけあって、上位3選手の昨日のSPもきっちり全編流してくれて(^◎^;)、時間使いすぎやっちゅうに(-◎-;)
まつおかが出てくると、あの必死のしゃべりに息が詰まりそうになってチャンネルを変えてしまうのですが、昨日はそれが裏目に出たかなあ。どうやら新ルールの説明とかしてたんかなあ。まあええけど。
アメリカの3選手。マイズナーは、どうにもバランスがとられへんって感じですねえ。フラットは体型は美しくないけど(失礼な!)、最後の「両回りスピン」には驚いたな。今年のジュニアチャンピオンってことやから、これから実力が伸びるのかも。ナガスミライは、細い! 足長~。で、スピンがきれい。早い。中野並みかそれ以上かも。後半でバテバテになって、ステップも失敗したけど、決まったらすごい見栄えのするプログラムのなのでは、と期待大です。次出てくるのはNHKなのか。

さて、上位。
中野は、あとのインタビューとかでも言うてたけど、本調子じゃなかったらしい。3アクセルも跳べへんかったし、3-3もなかったし。それでも、ミス無く滑りきったのはすごいなあ。とちゅう、ちょっと「おっととと」という場面はあったけどね(^◎^;)。なにより流れがいいですね。曲の流れとスケートの流れが一致しているように思えて、見ていて気持ちよかった。

安藤は、なんとフリーの曲が中野とかぶってたのですね。そんなことがあるのか。おなじ日本人同士で。でもアレンジとか構成が違うから、いいですけど。ううむ。全体にスピードがもうひとつかなあ。最初の3-3も、もっとスピードに乗ったら、気持ちよくいくような気がするけど。回転不足にとられちゃってねえ。残念。4回転は回避して3サルコウ。まあ、仕方がないかなあ。GPシリーズでは、冒険はでけへんのかなあ。ちょっと残念。スパイラルではバランスを崩すし。ああ、右手が使えないとこうなるんやなあ。って、もう1年もたっとるがな。ステップも、かつての覇気があんまり感じられず。そう、確実性はあるねんけど、勢いがいまひとつなのだねえ。これ、戻ってくるのでしょうか。たとえば次の中国とかで。あと2週間しかないけど。

キムヨナは、なんか違いますなあ。最初のスピードからして。ほんでそのスピードのままぴょーんぴょーんと3-3を決めてしまうねんから。意外なことにループジャンプが苦手みたいで、1回転になってしまいましたね。転倒するよりは、と思ったみたいやな。それにしても、表現力、ジャンプの高さ、正確さとも、やはり群を抜いてるかなあ。シーズンはじめで190点を超えてくるんやから。あ、ビールマンも直角スピンもやってましたね。腰は大丈夫みたいですね(^◎^;)。見まちがい(_◎_)
でもね。実力は圧倒的やねんけど、なんか物足りなさみたいなものが残ってしまうんですよね。これって何かなあ。いや、まだシーズン始めってこともあるんやろうけど。

順位は順当なところ。なんか、中野の今後に期待してしまうわあ。全体の中ではもうベテランの域に入りつつあるねんけど(^◎^;)、頑張ってほしいなあ。

フィギュア・スケート 2008 アメリカ

テレビで見ましたよ。男子のフリーと女子のSP。
正直言って、フィギュアの採点って、わかりにくいなあと思いました。男子のフリー、上位3選手(それしか放送してくれない)は、それぞれ大きな失敗もなく滑ってました。だから、ああ、順当にSPの順位そのままなんかなあと思ったら、小塚くんの逆転1位だったですね。ううむ。ライザチェクもよかったけどなあ。まあ、雑っちゃあ雑なところもあるんだけど。小塚くんは肘とか肩とかが堅いのが気になるなあ。演技に柔らかさがないというか。YoutubeでSPの演技をみたんだけど、それに比べるとフリーの方がよかったかな。曲も、SPより合ってたような気がした。
にしても、ライザチェクの点が伸びなかったのが、よお分からんですな。技術点の細かいところは、まあ見てもわからんのかなあ。
で、3人に共通して思ったのは、フリーになると最後の方はばてばてになるんですね(^◎^;)。スピードもなくなって、切れもなくなって。最後にスピンとかするんだけど、しゅるるるるって回るのは、大変そうやったな。ああ、その点は小塚くんが一番よく最後まで滑ってたかなあ。そういうところが評価されたんだろうか。

女子SP。
マイズナーは、すっかり体型が変わっちゃったようですね。ジャンプにかつての精度というか、切れがないのはそのせいかなあ。ちょっと重たそう。
逆に安藤は、かなりすっきりして(^◎^;)。からだの切れは戻ってきてるようやけど、3-3のジャンプが3-2ととられたとか。まだ本調子ではないのかなあ。いや、初戦で緊張してただけかなあ。ステップの途中でこけたのは、試合感がおかしくなってるから? 本人は「いろんなことを考えすぎた」と言うてたけど。
中野は変わったなあ。初めから柔らかい表情になってたし。ジャンプも自信たっぷり。と思ったら失敗(^◎^;)。ちょっとスピードも落ち気味か。初戦やからなあ。ジャンプの失敗は、国内での大会でもあったとか。ひきずってしまったか。でも、本当にのびのびと滑っていたので、見ていて気持ちよかったであるよ。
ヨナ・キムは、なんせ早い! びゅーーーーんって滑ってきてぴゃっと飛んじゃう。でふわっと降りてきてしゅーーーっと次のステップへ。いやはや。ほんでびゅーーーーーんが早すぎたのか、1個ジャンプで手をついてしまいましたな。そんなんがあっても、ダントツの69点代をたたき出すんやから、ほんまこの採点って、どうなってるんでしょう。あれでジャンプミスがなかったら、70点越えやったってことやな。すごいね。

シーズンの初戦とは思えないくらい、みんなよく仕上がってるっていう印象でした。去年はもっとミスとかが出てたように思うし、点数もそんなに高くなかったような。なんか、世界のフィギュアは、どうなってるのかなあ。

今日は(というか、今回のアメリカ杯は)テレビ朝日の放送。相変わらずシングルのみの放送で、女子中心で、男子はフリーのみ、しかも上位3人のみ。でも、女子のVTRはたっぷり。去年の映像とかはもうええから、男子のSPとか、ペアのフリーとかを放送してくれへんかなあ。って、毎回言うてるな。

それと、まつおかしゅうぞうとさのみのるは、一刻も早く番組から降ろしてほしい。まつおかは、でてきたときにチャンネルを変えるか音声を切ればなんとか対処できるけど、さのみのるがしゃべるのは演技中なので、音声をしぼることもできず、じっと我慢してできるだけ無視して見るしかない。かなりのストレス。まともな解説をせえ。小塚くんがジャンプの途中で手をついても
「いや、僕には見えなかった!」
とは、最低。小塚くんの時は饒舌で、ほかの選手の時はぼそぼそ。たまらんなあ。解説者としてなってない。

小塚くん!\(^◎^)/

今、何気に、GPシリーズの結果を検索しておったのですが。男子のフリーも終わって、結果が出たところ。

http://www.isufs.org/results/gpusa08/SEG002.HTM

え?(^◎^;)
1位ですか?! 小塚くん\(^◎^)/
SP3位からの逆転。しかも、ウィアー、ライザチェックという、地元勢ふたりを一気に追い抜いて!(^◎^)

今晩、放送があるから、しっかり見とこう。
野球のないときゃあ、フィギュアだぜえ!

059:【お坊さんだって悩んでる】玄侑宗久(文春新書)

ありゃ、気がつかない間に3日も何も書いていなかったのだね(^◎^;)。いかんなあ。
実は毎日ぶたことチャットをしていて、あ、チャットというのはパソコン上での会話、つまりは電話のように画面上の文字でやりとりするってことなんやけど、そうすると毎日パソコンに向かっていろんなこと、今日あったこととか無かったこととか(ウソ)をやりとりするので、すっかり毎日の自分を公にしているような気分になっていたのだった。
というわけで、変わりなくやっております(_◎_) ぶたこもわたくしも。

玄侑宗久は禅宗のお坊さんで、しかも芥川賞作家。これは、お寺関係の専門誌に載ったQ&Aというか、問答集というか、同じ住職さんやその家族からの悩みや、「檀家さんからこんなこと訊かれました、どう答えたらよろしいか」という相談に、玄侑和尚が答えたものをまとめたもの。
いやあ、面白いですなあ。玄侑和尚の答えが。まずもって古くさくなくて(1956年生まれやから、わたくしとほとんど変わりませんわ)、しかしツボを押さえているというか。
ジョークや冗談で迷わすような、あるいはいわゆる「禅問答」のような曖昧な表現などはなくて、どんな質問にも真摯に答えているのが、とてもいい感じ。
さらに、お寺の習慣や最近の葬式の変化などについて、そもそもどういうものだったのか、起源はどうだったのかというところを踏まえて説明し答えてくれるので、そういう「仏教入門」「法事入門」のような役割もしっかりと果たしているのがいいですね。
お寺の専門誌に書かれたといっても、仏教のことに疎いわたくしが読んでも、「なるほど、そういうことだったのか」と納得させられます。
宗教が違っても、人生の考え方とかとらえ方とかは、そんなに変わらへんのだなあというのも再認識させてくれます。「なんのために祈るのか」とかね。それでいて「仏教者」としての自己の軸はまったくぶれていない。いやあ、参りました(_◎_)。

m04:【ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」】ヴァント指揮 ベルリン・フィル

実は最近、ブルックナーづいてます。だいたいが1時間以上かかる長いものばっかりなんですが、今はゆっくり聞ける時間ができたしね。とほほ。
ギュンター・ヴァントは、晩年になってから人気が出ましたねえ。写真を見ると、いかにもドイツの職人気質のおじいさんといった感じなんですけど。
実はこれの前に、ヴァントの指揮でブラームスを聴いたことがあるんですけど(オケは北ドイツ響)、さぞかしロマンチックな演奏を展開して・・・・と思ったら、以外にもあっさりしていて、肩すかしをくらったような覚えがありました。
で、ブルックナー。そもそも「ブルックナー指揮者」として着目されたくらいやから、さてどんなんなんやろう、ライナーなんかを見ると「ドイツの伝統を体現した」とか「渋さあふれる」とか言ってるけど、あんまり当てにならんなあ。
聴いてみたら、思ったとおり、すっきりした感じ。ベルリン・フィルの豪勢な金管を(最強音でも乱れないのは、カラヤン盤で確認済み)鳴らしまくり、弦もきれい。ああ、きれいきれい、すごいすごい、と思ってる間に曲はどんどん進んでいきまして。ああ、ブルックナーやなあ。なんべんも同じテーマが出てくるし。これだけしつこくテーマを鳴らされると(それも金管のコラールがほとんどで)、もうすっかり耳についてしまう。そこらへんが、ブルックナーの魅力なんですよね。これ、現代音楽にもつながるように思うなあ。だから人気があるのか。聴きようによっては、ロックのリフのようにも、というと飛躍しすぎ。
録音もとてもいいので、ああ、ブルックナーやあ、と思ってるうちに曲はフィナーレ。ヴァントやから、どうした? という感じ。あきませんなあ。こういう聴き手は。すみません。
えっと、渋みとか、精神性とかいったことは、一向に分かりません。だいたい音楽の精神性っていうのを信用してないからね、わし。
聴いて面白いかといえば、いやあ、とても気持ちいい。ボリュームをマックスにして、この音の洪水に身をゆだねる70分。至福の時。

058:【冥途】内田百(ちくま文庫)

ちくま文庫の「内田百集成」の一冊。短編小説集です。内田百という人、ほとんど知らないんです。映画になった「まあだだよ」(黒澤明監督)も見てないし。なかなか奇態な人やったらしいですが。
ということで読んでみましたが、いやあ、なんというか、おもろいというか、わけ分からんというか。表題の「冥途」は、どこかの川縁の屋台で飲んでいたら、隣の一団のしゃべる声が気にかかる。よく聴くと、自分の知ってる人のようだが、思い出せない。で、その人たちが川の土手を去っていく段になって、それが死んだ父親だったということに思い至る、という、奇妙な話で。
同じような奇妙な話がずらり。つまりは「夢で見た話」ということらしいのですが。漱石の「夢十夜」に想を得たとかいう話も聞きますが、漱石よりももっとわけ分からんです。そして、漱石よりもこわかったりしますなあ。日常から、一気に夢幻の世界にいってしまうような。
ただ、文体はさすがに、古めかしいです。

涙、涙

岡田監督のこういう顔って、初めて見ましたね(;◎;)

http://www.jiji.com/jc/p?id=20081021093637-7362484

なんでこんなに・・・・と思ったら、こんなんがあったのか

http://www.jiji.com/jc/p?id=20081020220022-7362479&n=1
胴上げされる、岡田監督

もう、泣いてはりますな。

今朝の記者会見はさばさばしたものやったようですが。
ともかくも、お疲れさまでした(_◎_)

m03:【青い影】プロコル・ハルム

青い影、といえばプロコル・ハルム。下噛みそうな名前やけど、この「青い影」の異常なヒットのおかげで、バンドの名前だけは知れ渡ってますな。
もちろんバンドのオリジナルなんだけど、「教会音楽をロックに取り入れた」なんて言われてるけど、まあそれっぽいオルガンを弾いてるだけで、原曲が何かっていうのはいまいちよくわかりません。たぶん、全部オリジナルなんでしょう。
あまりにも大ヒットしたから、バンドそのものの存在が薄れてしまったという悲劇に見舞われてますな。どんなグループ? て、僕も知りませんけど。
アルバムになると、もちろんほかのいろんな曲が聴けるわけで。あ、ちなみにこのアルバムは1967年の作品なんですけど、モノラルのなのですね。何かの意図があったのか、まだモノラルが主流だっのかな。
で、「青い影」以外の曲も、なかなかいい曲があります。というか、アルバムの中では、いろんなことをやってるんですねえ。ギターのソロとかもあるんやなあ。ただ、ものすごく印象に残るか、というと・・・・ううむ。やはりこの時期は、「青い影」のプロコル・ハルム、ということかなあ。
最後の「Repent Walpurgis」という曲は、どうも「青い影」を意識しすぎて・・・・という気がしないでもない。
いろんなことができそうで、でも何がやりたいの? というアルバムでした。

057:【ヒラリー・クイーン 大統領への道】いしいひさいち(光文社文庫)

ヒラリー上院議員は、元大統領フリチントン(と、この本の中の役名はそうなっている)の夫人である。合衆国初の女性大統領をめざしている。だが、政治のことより、夫の下半身のだらしなさに頭を悩める毎日である。
ヒラリー・クイーン、となっているだけあって、エラリー・クイーンの作品に引っかけた作品が満載。
これが出版されたのが2004年で、多分書かれたのは(内容から考えて)その4年前の、ゴアvsブッシュジュニアの選挙のすぐ後から、その1年後の9.11とかイラク戦争とかのあたり。そのあたりの政治のごたごたが、いつもながらの軽めの風刺となって展開されていて、笑ってしまいます。今読むと、いろんな意味で面白い。そしてこの漫画のとおり、ヒラリーは大統領選に打って出て、しかし予備選挙で・・・・という現状も考えるとね。


かためて3冊分の感想をアップしました。このほかに、光文社新書の
「うちのシステムはなぜ使えない」(岡嶋裕史)
というのを、途中まで読んだけど、この本自体が使えないので、半分ぐらいまで読んでパス。書き方がよおわからんというか、突然専門用語が出てきたり、略語が出てきたり、無駄にカタカナ語が出てきたり。そうかと思うと、実にくだらないジョークを言ったり。こういうくだらなさがなかったら、まだ最後まで読む気力は持ったかも。こういうくだらないジョークしか考えられない頭しかもっていないか、読者を楽しませるにはこのくらいのくだらないジョークで十分だろうと思っているか、どっちかだろう。最近の政治家とよく似ている。どちらにしても腹が立つ。そういう無駄な部分がなかったら、全体の3分の1ぐらいの分量でよかっただろうに。それでは本の体裁にならないのか。
これを読んで、「ああそうか、うちのシステムはこれがよくなかったのだ」などと思うやつがいるのだろうか。いるから売れるんだろうなあ。力が抜ける。

056:【ファイヤーガール】トニー・アボット(代田亜香子訳・白水社)

アメリカの小学校(7年か)が舞台。新学期のはじめの3週間だけいた転校生の思い出。その子ジェシカは見たこともない傷を負っていた。全身やけど。背中も曲がっている、指もくっついて曲がっている。クラスのみんなは無視をするか近寄らないようにするか。でも主人公トムの隣の席なのだ。友達のジェフはジェシカのことをひどく言うけれど、彼女が何かをしたわけじゃない。そんなことより、トムはどうやってコートニーの気を引こうかと一生懸命。だがその途中にジェシカの存在が入る。
あからさまないじめが起きたり、そのほかのなにか特別の事件が起こるわけじゃない。だから、とてもリアリティがありますなあ。リアリティがあるだけに、こわいところと救われるところがある。とんでもない事件は起こらない。多くは語られない。ジェシカをとおしてトムが成長する、とひと言で言うと面白くもないけれど、そのトムの心情がとてもリアルで、共感してしまうのだ。
こういうことって、学校じゃなくても、日常でも、多分あるよなあ。で、成長できるトムと、どうしようもないジェフが居るのですね。

055:【もものかんづめ】さくらももこ(集英社)

さくらももこは、エッセイストになりたかったそうだ。だが、エッセイストになろうと思ったら「他に職業を持たなければならない」ということに気がついて(世の中のエッセイストは、みんなエッセイストとして独立していない)、しかたなく漫画を書き続けていた、というのを「さるのこしかけ」に書いていたと思う。
さすがにエッセイストになりたかっただけのことはある文章力。そして「ちびまるこ」の作者だけのことはある、力の抜け具合。なんとも魅力的。それでいて、本音も隠さず書いている(らしい)ので、読んでいて爽快でもある。
最初の話が自身がかかった水虫、というのも、いけてる。そういえば「さるのこしかけ」は便秘だったか、浣腸だったか。とにかくシモの話だったな。
おじいさんの葬式の話など、僕的にはものすごく共感できるのだ。おかしい? でも「家族は基本的に人間対人間の関係」というのには、全面的に賛成だ。えらそうに家族論をぶつやつらに読ませてやりたい。

阪神0-2中日

終わりました(_◎_)
惜しかったなあ・・・・・・
岩田くんはよく投げたし・・・・・全部で・・・・・1安打?
我慢に我慢をした中日落合監督が、攻めを仕掛けた阪神岡田監督に勝ってしまいましたね。
息詰まる投手戦。こういう時は一発で決まるんちゃうかなあ・・・・・・金本かなあ・・・・・
と思ってたら、決めたのはウッズでした(^◎^;)(_◎_)
同点で、9回表。ここで藤川投入は、まあ当然というところ。
それで打たれて、負けたんやから、まあ、しゃあないわあ。
そうなるまでに、点を取らんとねえ。それまで、チャンスが多かったのはタイガースの方やったのに。こういう時って、往々にしてチャンスが少ない方が勝っちゃうんですよね。

9回表、2死3塁でウッズ。それで勝負するとはなあ。わしゃ、ここは敬遠かなあ、と思ったけど。強気でしたね。
で、それで打たれてんから・・・・・と、何回言うても同じ(_◎_)

まあ、今年が終わりました。どうぞタイガースの選手のみなさん、ゆっくり休んでください(_◎_)
一年間、ありがとう(^◎^)(_◎_)


あ、WBCがあるのか(^◎^;)

阪神7-3中日

今日は打者に気合いが入ってましたねえ。初回の金本のタイムリー。続く鳥谷のスリーランで、珍しく鳥谷がガッツポーズしてたもんなあ。
実は広沢コーチのブログを読んで、心配してたんやなあ。実を言うと、わたくしも元気がなかったというか、もうええやんという気持ちでおったんやけど。そんなことではあきまへん、ということやね。すんまへん(_◎_)

森野の2試合連続弾が出て、2点差になって、はららはらら、どうなるのはらはら、と思ったその裏に、鳥谷が一発\(^◎^)/
中押しがでけへんなあと嘆いていただけに、この一発は大きかったね。ドラゴンズは、この回からリリーフした中田が誤算でしたな。この後2つの暴投で2失点やもんな。投手交代でマウンドに向かった落ち合い監督、中田を殴り倒すかと思ったけど(^◎^;)、そんなことはせず(当たり前か)ただ無視しただけでしたね。

アッチソン、ジェフ、久保田、藤川の投手リレーも、今日は安心して見られたし(4点差もあればね)。あ、久保田がウッズに一発を浴びたのは、まあお約束というか(^◎^;)

これでようやくオフシーズンの1勝目。岡田監督、おめでとうございます(^◎^)(_◎_)
明日も試合が楽しめるのだね。よかったよかった。サンテレビでないのが、返す返すも残念である。最後まで見られへんもんなあ。
ところで、明日のラジオ(朝日放送)の解説は、真弓さんだそうです(^◎^;)

阪神0-2中日

なんか、シーズン終盤の試合の続きを見ているようであったよ。
再三ランナーが出るも、あと一本が出ず、完封負け。

もうちょっと盛り上がってほしかったなあ。投手陣も、勝ちゲームのような起用なんですけど、これも終盤によく見たパターン。アッチソンのかわりっぱなに一発も、どこかで見たような・・・・
あっさりとした攻撃で、テレビ中継の時間内にすっぽりと収まってしまいました。よかったような悪かったような。味の薄いおつゆでそうめんを食べたような感じ。

ま、嘆いていても仕方ありません。明日も、そしてなんとしても明後日も(^◎^;)試合があるんですからね。
ちょっと息切れ気味やけど、応援しまっせ。ふう。

m02:【幻想飛行】ボストン

前にも書いたことがあると思うけど、わたくしアメリカのロックはあんまり聴いてなかったんですね。なんでって、はっきりした理由はないけど。明るすぎるから(性格が暗いですから)とか、しょっちゅうラジオでかかるから(わざわざレコードを買う必要なし)とか、そういう理由です。
だから、メジャーなレコードは、逆にあまり聴いてない、ということになるんですね。ひねくれてるね。

というわけで、1976年に大ヒットしたこのアルバムも、全然聞いたことなかったんですが。あ、1曲目の「宇宙の彼方へ」とかいうのは、もう耳にたこができるくらい聞きましたけどね。ええ、大ヒットしましたから。いまでもときどき流れてるんちゃうかなあ。

ボストンというのは、マサチューセッツ工科大出身のトム・ショルツをリーダーとするバンドでして、でも実はトムのワンマンバンド(自分勝手なバンドというのではなく、ひとりで全部の楽器を演奏しちゃうということ)だったらしいです。トッド・ラングレンと似てるなあと思ってCDのジャケットを見たら、風貌もそっくりでした。あ、トッドは例外的に好きなアメリカンロックです(あと、ドアーズと)。

で、今聞くとどうかっていうと、これが全く古くないのにおどろきますなあ。SEも曲も、ギターのフレーズも新しいというか、時代がかっていないというか、いや時代がかっているのかもしれないけれど、味わいが古くない。大したもんです。録音もきれいだし。なんか完璧に曲作りしてるやん。デビュー作にしてこれか。すごいね、ショルツくん。30年経っても色褪せない音。おじさんは勇気をもらうよ。

どの曲も明るくてドライブ感があって。でもわたくし好みの分厚さもある(アメリカンロックって、これがあんまりないんですよねえ)。それでもって、シンセサイザーとかは使ってない。全部録音技術でカバーしてるらしい。さすがMIT出身。
とにかくすかっとしたい時には、聞くのがいいかも。深刻に落ち込みたい時には向きませんが。

昨日の晩ご飯

送信者 晩ご飯


えっと、なんで昨日の晩ご飯かというと、この4日間カレーだったのです(^◎^;)
そ、月曜日から今日までカレー漬けの日。
というわけで、こういう食事を4日間続けましたとさ(_◎_)

054:【星を数えて】デイビッド・アーモンド(金原瑞人訳・河出書房新社)

デイビッド・アーモンドの短編集。子供のころの思い出を元にしているらしい。舞台は生まれ育った村。その村の原っぱ(ヒースの丘)では、村の祭りがあったりサーカスが来てテントを張ったりする。
主人公である語り手(たぶんアーモンド自身)が、兄と3人の妹、そしてもうひとり、幼くして死んだ妹や、友達や村の人たちや、お父さん(肺病で亡くなる)やお母さん(関節炎?で亡くなる)の話をつづっていく。
今まで、何冊かアーモンドの本は読んだけど、この本はそれらとはちょっと性格が違う。アーモンドって、「肩胛骨は翼のなごり」とか「クレイ」とか「闇の中のシルキー」とか、とにかく「この世ならざるもの」を扱って、それが現実と折り重なって不思議な味を出すんだけれど、この本は自身の子供のころの話が中心になっているせいか、そういう異形のものはでてきません。
そのかわり、あ、これはあの話の元になってるんじゃないかとかいう、エッセンスのようなものが感じられますな。亡くなったお父さんの、おかあさんの、妹の幻影を見たり。サーカスでの体験とか。
で、こわい話とかも多いのだけれど、なぜか心が落ち着くというか、不思議な話なんだけどこわくないというか。ちょっとひねった話でも、なぜか暖かい気持ちになるんですね。ああ、これがアーモンドの特性なんだと、これを読むとわかる。
そして、今まで読んできたアーモンドの本は、いったい何だったんだろうという気持ちにもなります。これは、それくらい面白い。訳者あとがきで、「代表作になるのかもしれない」と書いてあったけれど、今まで読んだアーモンドの本の中で、僕は一番好きです。こんな話が書けるのなら、異形のものをわざわざ創造しなくてもいいのに、とさえ思う。これからが本領なのかなあ。

053:【ベルカ、吠えないのか?】古川日出男(文藝春秋)

犬を主人公にした、20世紀クロニクル、という風に言われるんやけど。軍用犬として育てられ、戦闘が終われば捨てられた犬たちの、その後の系譜が連綿と語られる。なんですけどね。
面白いところと、そうでもないところが混ざってる。玉石混淆。まずはロシアン・マフィアがチェチェンで日本人誘拐、で、誘拐された少女の前に犬が居るんですな。ほんで犬と少女(これが可愛くないらしい。ぶくぶくに甘えっ子太りしている上に、わがまま、口も悪い、さらにけんかっ早い)との話が続くかと思いきや、そのほかの犬の話になり、ええと第二次大戦から朝鮮戦争、ベトナム戦争にアフガン戦争と、まあとにかく戦争戦争戦争で、そのなかで犬たちがどう生き抜いてきたか、が延々と語られるんですね。
その後半部分がもう、だれる。説明くさくて、一気に3つの戦争を生き抜いていくねんけど、どうも古川日出男らしいスピード感が無くなってるような気がするなあ。説明が長すぎた? 正直、ちょっとしんどかったよ。
全体に戦争や裏社会やらの話が中心で、暗い雰囲気がずっと漂ってるのも、どうも息苦しさから解放されへんところかなあ。文体が新しい? 犬を中心にしているところが斬新? そでもないですけど。前に読んだ「ハル、ハル、ハル」の方が衝撃が大きかったな。でも続けて読もうとか引きつけられるとかいうことはないけど。僕もおじんになったってことかなあ。

052:【日曜日たち】吉田修一(講談社文庫)

吉田修一って、芥川賞の候補になったことがあるんですなあ。今回初めて読んだんですけど。5つの連作短編。それぞれにちょこっとずつ顔を出す幼い兄弟が、最後の話で締めを作ってくれる。っていうことは、ばらさない方がいいのか。
「日曜日」という共通テーマがありそうなんだけど、どこが? という内容。題名がそれぞれ「日曜日の~」になってるだけで、日曜日が得に印象に残らないんですけど。どうしたらいいんでしょう。
全体に、「それで?」という内容なんですなあ。どの作品も。ああ、もうひとひねりほしいなあってところで終わってる。惜しいなあ。
そして、最後の締めも、ううむ、どうも甘ちゃんで僕の趣味には合わないなあ。ということは僕がいかにひねくれ者かってことなんやけど。そのとおりなのでなんにも言えません。

m01:【リボルバー】ザ・ビートルズ

野球中継がないと、夜の時間がとてもとても長く感じられて、いつもはできない音楽鑑賞もできるのであります。
というわけで、音楽の話もいたしましょう。聞いたCDの感想文です。
僕はビートルズはあんまり聞いたことがなかったんですね。だいたいどこでもかしこでもBGMでかかってるし、ラジオでもしょっちゅう特集とかしているし。中学時代にはクラスに2,3人はビートルズ狂がいて、あのレコードのあの曲はどうだ、この曲はどうだ、LPとシングルとではあそことあそこが違うんだとか、そういう話を熱心にしている横で、僕はひたすらピンク・フロイドやマイク・オールドフィールドやキング・クリムゾンを聞いている、暗い音楽少年であったのです。まあ、友達と一時バンドを組んで、その時はできる曲といえばやっぱりイエスタデイやヘイ・ジュード、ということになったんですけどね。
で、あんまりまともにビートルズを聴いたことがなかった。若い頃はね。ようやくCD時代になって、「サージェント・ペパーズ」がCDになった時は、これは一応、押さえとかなあかんかなと思って、大枚はたいて(3000円したかなあ)買って聞きましたわ。ずっと昔、そのビートルズ狂の友人の家で聞かせてもらったことはあったんやけど、そんなん忘れてますわな。だいたい曲がかかってる間、この曲の演奏はああだこうだとうんちくがうるさかったしね。
で、CDで聞いた「サージェント・ペパーズ」はすばらしかった。20年以上前に、こんな音楽を作っていたのかと、成長した耳で聞いて初めて理解できたってことですね。
と、前置きが長くなったけど、それ以外のLPは、えっと「アビー・ロード」を友達にもらったけど、あんまり聞いてなかったなあ、という程度。そう、つまりはあんまり聞いてないということを言いたかったわけですが。
で、ようやく「リボルバー」です。どういうアルバムか、とかいう説明はWikiにでも任せまして。どうやらこの辺りからビートルズの音楽性が変化していったという話は聞いたことがあったのですな。それで、どう変わったのか、なんてことは他を知らんので何とも判断できないんですけどね。
また話がこんがらがってきそうになるので、ここで一端打ち切り。

ともかくも、僕が聞いた印象です。
おもろい。知ってる曲も多いけれど(ヒアー・ゼアー・アンド・エブリウェアとかイエロー・サブマリンとかエリナー・リグビーとか)、その曲だって、昔ラジオから流れてきたのを聞いていた、その印象とは全然違う。いやあ、いろんなことをやってるねんなあ。おどろきですわ。凝ってる。イエロー・サブマリンなんかのサウンド・エフェクトを聞いていると、昔はおもろいことをやってはるなあ、ぐらいに思ってたけど、今聞き直してもそのおもしろさは変わらないのがおどろきですわ。いろんなサウンド・エフェクトが、今聞いても新鮮なんて、そんなバンドはそう無いでしょう。これがビートルズが切り拓いた道ということなのか、と思いましたね。懐かしさ以上のものがある。これはすばらしい。

#頭の「m01」というのは、連番を付けようかなあ、というまたまた思いつきです。
#どこまで続くやら・・・・

051:【日本以外全部沈没-自選短編集3】筒井康隆(徳間文庫)

筒井康隆は、好きか、と言われるとちょっと微妙。僕らの少年時代、つまり1970年代のSF小説の中心人物という印象が強くて、タイムトラベラーとか七瀬ふたたびとか(今もリメークしてますな)そういう人気ドラマの原作を書いた人とうか。つまりは大御所なわけです。で、そのわりには好き嫌いがはっきりしている。なんでもありと割り切って、エグい作品も書いてるからでしょう。「ベトナム観光公社」とか「走る取的」とか。
さて、「自選短編集3」のこの1冊は「パロディ篇」となっていまして、表題の「日本以外全部沈没」以下、いろんなパロディ小説がひとまとめになっています。「日本以外全部沈没」は映画にもなったなあ。見てないけど。言わずと知れた「日本沈没」のパロディ。日本以外の土地が全部水没してしまって、世界の要人は日本に、しかも情報があふれていると思われるあるバーに集まってくる。ニクソン、キッシンジャー、毛沢東、周恩来に蒋介石と、実に懐かしい顔ぶれだ。これが書かれた時代を感じますなあ。それは「日本沈没」と同じ時なんだけど。そしてみんなそれぞれわいわいとやっているところへ、「日本沈没」でも出てきた田所博士がべろんべろんに酔っぱらって現れて・・・・というお話。
これに限らず、パロディというのは、元になった「本家」をどれくらい理解しているかで楽しみが違ってくる。「裏小倉」(小倉百人一首のパロディ)なんかはその典型。元を知ってるとおもしろさ倍増でしょうな。残念ながら僕には???の歌もあったけどね。それなりに面白かったです。
それと、パロディは、たんなる「パロディ」に終わってると、落語家のダジャレ程度のおもしろさにしかならないもんなんですが、さすが筒井氏は単なるダジャレには終わってないですな。笑わせて考えさせられる。「フル・ネルソン」なんか、ものすごく考えさせられて、何を書いているのかよく分からなくて、これは僕の知性がついていかないからかと落ち込んだけど、あとがきを読むと「いや、書いた本人にもよく分からない」というのがあってほっとしましたわ。
あと面白かったのは「バブリング創世記」かな。最初にページを開いた時は、あかん、あきらめて飛ばそうと思ったけど、ちょっと読み始めたら途中でやめられへんようになってしまったよ。聖書のパロディなんだけど、延々と「○○は××を産み、××は△△を産み・・・・・」というのが続いていく。そのばかばかしさ。その間にちょちょっと挟まるギャグのおもしろさ。是非とも声に出して読んでください、斉藤先生。

050:【くじ】シャーリイ・ジャクスン(深町真理子訳・早川書房)

シャーリイ・ジャクスンって、初めて聞くんだけど、これ、とても面白かったです。訳者のあとがきによると、深町さんの初翻訳がこの「くじ」だったそうです。あ、22話(+付録)の短編集です。「くじ」はその一番最後に入ってる。
ある田舎の村で恒例のくじ引きがはじまる。で、はじめはなんてことのない、田舎の行事かなあと思わせておいて(いちゃもんをつけるおばさんや、伝統に則るべきだと譲らないじいさんや、うんちくをたれるじいさんやらがいて)、そして最後に、うえええええーーっ、というラストが待っているのですな。

とびらの紹介文によると、
シャーリイ・ジャクスン:1919-1965 サンフランシスコ生まれ。カリフォルニア州で育ち、のち東部に移る。1943年頃から雑誌に短編を発表し、1948年に「ニューヨーカー」誌に発表した「くじ」で作家としての地位を確立する。
とあります。へえ、そんな時代の人なんか。

で、「くじ」だけじゃなくて、そのほかの作品も、どこか不思議な、ちょっとぞっとするような話です。ほら、「言ってる方はそんなに気にしてないんだけれど、聞いてるこっちにとってはぞっとする話で、しかも本人が気にしてないのがよけいに気持ち悪い」というのがあるではないですか。「背教者」とか「もちろん」とかに、そういう味わいがはっきり出てるかな。
それ以外にも、子供を題材にした話は、ただ単に面白いだけじゃなくて、ちょっとぞっとします。「チャールズ」なんかね。
何の予備知識もなく借りて読んだけど、いやあ得した気分。

049:【秘密の心臓】デイビッド・アーモンド(山田順子訳・東京創元社)

昨日図書館で、一気に読みました。デイビッド・アーモンドの初期のころの作品らしい。
開発の遅れた(見放された?)村に住むジョーとその母。ジョーはしゃべるのが苦手で登校拒否。その村にサーカスがやってくる。そこのぶらんこ乗りの少女と親しくなるジョー。やがてジョーは不思議な体験をすることになる。
虎が出てくるんですな。というか、ジョーの夢に虎が出てくる。で、それが夢か現実か分からなくなってくる。さらにサーカスの予言者のようなおばあさんに、「森に虎を返すのだ。それがおまえの使命なのだ」みたいなことを言われて、さらに現実と非現実がこんがらがってくる。

と、そこまではええねんけどなあ。
結局、サーカスの人たち(それは「流れ者」として村人から疎まれる)と、ジョーとそのお母さんがうち解け合っちゃうんですけど。それってこの話の流れからすると、ハッピーすぎやしませんか? それに、「こういうことだよ」という種明かしの仕方も、どうもなあ。
「火を喰う者たち」では、現実と仮想の曖昧なところが最後まで分からなくて、それが面白かったのになあ。というか、この作品の上に「火を喰う者たち」があるのか。なら、納得。

048:【ぶらんこ乗り】いしいしんじ(理論社)

いしいしんじの長編第1作。題名から、お得意のサーカスものかと思ったけど、違った。
ぶらんこは普通のぶらんこ。姉が語るぶらんこに乗るのがとてもうまい弟の話。だがぶらんこに乗っている最中に雹が喉にあたて、弟は他人が聞くと吐き気を起こすような声しか出せなくなってしまう。庭の木にしつらえたぶらんこの上で過ごすようになる弟。だが弟にはもうひとつ、動物の声を聞くことができるという不思議な力ももっていた。そして姉に話す様々な物語。
幻想的でちょっと悲しい世界がすでにできあがっている。後の作品に比べると、物語の構成はシンプルだし、凝ったところがあんまりないんだけれど、いしいしんじ世界を堪能するには十分。やっぱりおもろい。

今日の晩ご飯

久しぶりに、今日の晩ご飯です(_◎_)

送信者 晩ご飯


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フリッカをやめて(^◎^;)、こちらに写真を置くことにしました。よろしかったら、ほかの写真も見てください(_◎_)
ここ最近の晩ご飯とか(^◎^;)ですけどね。

今日は午前中は教会で、午後から図書館へ行って来まして。歩いて小一時間ほど。ええ運動になりました。最近体重増やったからなあ。どれくらい? それは秘密(^◎^;)(_◎_)

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