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【家とオトコと猫】秋本尚美(扶桑社)

秋本尚美っていうのは漫画家で、いわゆる少女漫画家で(LaLaとかに連載をしていたらしい)、しかし今や40を過ぎ、ダメ男と(しかも年下)2匹の猫と暮らしている。ダメ男は全く稼ぎがなくぐうたらしていて、なんとかこの生活を打開したいと思った彼女は一念発起。男と別れてひとりで家を建てる計画を立てる。しかし、家を建てるのは簡単じゃなかった。

家ができるまでは何かと利用しよう、と男と別れずにいる。そこのところがどうにも打算的。そういう生きかたをしていると必ずどこかでしっぺ返しが来るもので。家を新築する、しかも建築家に頼んで、そして安く、とあがいた挙句に待っていたのは、近所とのトラブル、施工の遅れ、さらには銀行ローンの返済(これはあたりまえのようだが、審査が簡単で楽に貸してくれた外資系C銀行(どこか分かるっちゅうねん)は、期日通りに工事が始まらないとみるや、有無をも言わせず全額返金を要求されるのである。そして個人が建築家に頼むと、どうしたって後期は遅れていくもの、らしい)。

なるべく安い予算で思い通りのわが家、というのは虫が良すぎる。雑誌や書籍ではそういう「成功例」ばかりが取り上げられる。そして「失敗例」は、いかにもという形で「非参話」「理不尽話」で終わってしまう。
だがこの本、家が出来上がる過程はどうにも「失敗例」のように思えるのに、できてしまうと「人生、捨てたもんじゃないよね」という気分になってくるから不思議。

実は、ずっと前にこの人の漫画を読んだのだった。「アンサンブル」という題で、超貧乏な家族(夫婦と娘)が、支え合いながら楽しく生きていくという、涙と笑いの物語。ま、ありえないでしょう、というシチュエーションなのだが、漫画ですからね。
その時に感じた「人生を前向きに」という態度が貫かれている。ご近所とのトラブル(はっきりと誰それが、と書いているところが根性あります)、同居男とのトラブル(ほんまに情けない。が、7年も一緒にいたこの人もたいがいなもの)。あげく、家はできたが男とのトラブルは絶えず、結局男は出て行った。

そして、同窓会で昔の恋人と再会。あっという間にゴールイン。

まあ、人生、楽あれば苦あり。悲喜こもごも、ということか。

家を建てる時(その前の、土地を買うとき)のあれこれが、結構詳しく書かれているので、「住宅建築実践編」としても重宝すると思います。わたくしは、こんなに苦労するならもう建て売りでええわな、と思いますけどね。その前に金がないけど。
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チャリティー・マッチ

「何か持ってる人」っていうのは、やっぱりいるのかなあ。今日の試合で、後半にゴールを決めた三浦カズを見てそう思ったよ。
前半の試合展開を見る限り、ああ力の差があるなあと思ってしまった。力、というより速さ、かなあ。日本代表は、ちょっとでもボールを持つと一気にゴール近くまで駆け上がる。Jリーグ選抜も、実はパス回しが得意なんだろうけれど、比べてしまうと「なにをグズグズ球回しとんねん!」と言いたくなってしまう。

いや、わたくし、サッカーのことは全く分からないんで。ワールドカップとかアジアカップとかで日本代表が出る時だけ、瞬間的に熱くなるだけですので。

だから、後半の日本代表の選手は、誰が誰やらよく分からない。どうやら前半はベテラン、後半は若手という布陣で臨んだらしい(解説者の受け売り)。対するJ代表はどうやらその逆。後半にどこかで見たような名前と顔がちらほら。

そして三浦カズのゴール。ほんまに、何か持ってるんかなあ。

前半の日本代表の動きを見ていると、ああこれが世界レベルなんだと納得。そしてなんとなくJリーグ選抜を応援してしまうわたくし。典型的な判官びいき。だから三浦カズのゴールは嬉しかったね。

勝ち負けよりも、一生懸命(こんな言い方はプロのスポーツ選手には失礼かもしれないけれど)プレーしている姿を見ているのが楽しかった。トゲトゲした雰囲気もないしね。ほんま、スポーツはよろし。

【東と西1】(小学館)

6人の作家による書きおろし小説集。ラインナップは以下のとおり。

【T】いしいしんじ
【猿に会う】西加奈子
【極楽】栗田有起
【赤、青、王子】池田進吾
【すみだ川】藤谷治
【東の果つるところ】森絵都

一番面白かったのは【極楽】。1万と50日生きたら、「極楽」に行けると信じる主人公。住み慣れた川を下って行くと、見知らぬ場所に出る。そこで見知らぬ男達に捕らえられた主人公は、高い壁に囲まれた場所に連れていかれる。そこでは多くの男達が、ただひたすら自転車をこいでいる。過酷な労働だが、主人公は「ここが極楽」と信じて満足している。
異形の主人公(頭に皿があり、手足には水かきがあり、口はくちばしになっている、となればおおかたの想像はつく)が、全く違う世界(つまり人間世界)にやってきて、全く違う価値観で行動する、ということのようだが、最後の最後で、一緒に働いている「鈴木」の見方が示され、「??」がついてしまう。今まで読んできたものが逆転されるよう。よくありそうな近未来のSFものだが、何が真実かが分からなくなるところが、いい。

そのほか。
いしいしんじは、どうにも分かりにくいというか分かりやすいというか、話の展開が「え?」というところにすぐ行ってしまうのだな。大阪の樟葉(くずは)で土方をしている男の話。初めは男のふるさと松本での少年期の物語。育ての親と、男が密かに憧れる年上の女との情事と、その女への思いを伝えたことが悲劇を生む。そして家を出た少年は大阪へ。
と、ここまでなら普通の話(育ての親が「青い女」という名の「男」(どうやら)というところがいしいしんじ流だが)だが、とつぜん仕事仲間の「T」が頭をなくして、文字通りのTの字になってしまい、男も右半身が無くなってしまう。左半身だけになった男は、仕事もなくなり・・・・って、どこまで行くんですか、いしいさん。
どうも、いしいしんじの癖として、まともな話を自らばらばらに崩してしまいたくなるらしい。それにしても、左半身だけになった男の話、おもしろいかどうか。だったら初めからそんな話にすればいいのに、とも思う。

西加奈子、森絵都は、ともにすっかりベストセラー作家なのだが、語り口(というか文体)がどうにもすっと入ってこない。特に西加奈子。大阪弁は面白いんだけどなあ。内容もなかなかなんだけどなあ。ところどころでひっかかってしまうのだよ。古臭い読み手でごめんね。

【赤の他人の瓜二つ】磯崎憲一郎(群像2011年1月号)

磯崎憲一郎の最新作。たぶん。あらすじを説明するのはとても難しい。あるまちに住む男が主人公。たぶん。そのまちには大きなチョコレート工場があって、そこで働くのが当然のことのように働く。男の父親もそこで働いていた。
そして物語は、チョコレートの歴史になったりして脱線し、どうなることやらと思ったら後半で元の街に戻る。そこでの話もつかみどころがない。男はやがてチョコレート工場で働くようになり、父親は引退しているけれど、社宅に住み続けている。男の妹は不倫に走り、ということがとりとめもなく語られる。

なんだか、何が言いたいのか。ところがこの作品、巷では評判がいいらしい。まとまりのない話を一つにまとめ上げる手腕とかが評価されている。まあ、確かにねえ。力ずく、という気はするけど。

芥川賞受賞作はなんだったかなあ。「終の住処」か。どんな話か、忘れてしまった。

普通の暮らし

忘れそうになるであるよ。忘れているかも。

毎日、家にいるときはNHKのテレビをつけっぱなし。ぼーっと見続けている。こんなに流し続けるのはいつ以来だろう。新しい情報がそんなにあるわけじゃないのだけれど、見続けていないと不安になる。何かを見落としてしまいそうな感覚。それでいて、1週間も経つと「もう、いいかげんにしてほしい」と思うこともあり、何をしてるんやろう、わし、という思いにもとらわれて、どうにも落ち着かない。あれから10日も経っているのだけれど、ずっと昔に起こったことのようにも思うし、ついさっき起こったことのような感覚もある。

「早くもとの生活を」と書いたのは、いつだったか。
どうにも、バランスの取り方がわからない毎日。神戸での経験が全く生かされていない自分。

【東京飄然】町田康(中央公論新社)

ふらりと「飄然」としたくなり、「旅に出たい」と思い、家を出る。しかし思惑はことごとくはずれ、情けない自分を見つけるのみ。そんな話の連続。
思い立って地下鉄に乗る。思い立って鎌倉へ行く。思い立って串かつを食べる。思い立ってロックのライブを見に行く。そしてことごとく失敗に終わる。どこにも「飄然」はない。
なんともユーモラス。語り口調も時代がかっていたり、昭和初期の小説風だったり、現代風だったりと、よく言えば自由自在。悪く言えば節操がないとも言える。それも計算のうちなんだろう。

ともかく面白い。題名を見て、東京案内もできるのではと思ったら、大きな間違いである。とにかく、作者は「飄然」には大失敗しているのだし。いやあ、愉快愉快。

【100均フリーダム】内海慶一(ビー・エヌ・エヌ新社)

表紙に載っているのはパンダ。と思われる動物。しかし、通常のパンダのような「癒し」は全く感じられない。緑色の目をひんむき、足の爪は青い。著者は、これこそ100均の潔さだと絶賛する。
この本の中身は、これら「100均」と呼ばれる店で売られている、さまざまな「もの」を紹介していく。「通常の店では考えられない商品」「不良品のような製品」「奇抜と呼ぶにはあまりにも・・・な作品」群に、著者同様、潔さを感じてしまうに違いない。
有無をも言わせぬ潔さ。これこそが100均の醍醐味なのだろう。何を称して「普通」と呼ぶか、何を基準に「常識」と呼ぶか。ということさえ考えさせられる。
ページを捲るごとに「作品」の奇抜さに驚き、著者のコメントに思わず声を上げて笑ってしまう。
常識なんぞくそくらえだ。100均ばんざい!

【ボルドーの義兄】多和田葉子(講談社)

夏の間、優奈は友人レネの義兄モーリスの家に住むことになり、ボルドーに赴く。その間に思い浮かぶ数々の出来事、人人人。それらが、裏返しになった漢字一文字と共に綴られる。
裏返しになった漢字が、妙な具合だ。こんなことを思いつくなんて、さすがは多和田葉子。ひとつの言葉からひとつの想念が生まれ、そこから思い起こされる記憶が一つの物語を作っていく。不思議不思議な読書時間を堪能できたであるよ。

【尼僧とキューピッドの弓】多和田葉子(講談社)

いつもどおりの、本紹介。
多和田葉子は、期待どおりであり、期待を(いい意味で)裏切ってくれる。どこまで才能があるのだ。
ドイツの尼僧院に取材で滞在することになった女性の手記、という形になっている。尼僧院といっても、敬虔な祈りの場というわけではなく、夫と離婚した女性、死別した女性などが「第二の人生」を全うすべく入ってきている。当然、尼僧たちの人間関係は様々。そして、どうやら尼僧院長に何らかの問題も起こっているらしい。と、どうやら、男と逃げたらしい、などということがそれとなく分かってくる。
「あんな事件は」という、ベテランらしい尼僧の言葉もでてくる。尼僧院という場所。どうかすると「薔薇の名前」のような、陰鬱な事件が起こるかも、などということも考えてしまうが、大きな事件は起こらずじまい。それぞれの尼僧たちのことを、淡々と語るのみ。その語りが、とても面白いのだけれど。
どことなく、どこにいても何を話していても「死」がすぐそばにある印象。ひとつの色で描かれた絵を見ているよう。

そして第二部になると、その「男と逃げた」尼僧院長の、尼僧院に入るまで、そして逃げるまでの顛末。こちらはやや通俗的。展開が明確な分、読みやすいが。

ささやかだけど大切なこと

金曜日。仕事中に頭がくらくらしだした、と思ったら、地面がくらくらしているのだった。酔っ払ったみたいに、ゆるやかな揺れが続いて、ビルの壁にひびがはいりだした。とにかくも仕事を終わって家に帰ると、被害の実態が次々に明らかになってきた。一晩中ニュースを追いかけて朝まで眠れず。土曜日はプロ野球のオープン戦を見に行く予定だったが、試合は全て中止。一日中テレビの前から動けず。近所のスーパーに買物に行っただけ。パソコンも3台立ち上げて、それぞれにユーストリーム(ネットTV)を見つつ、テレビも見つつ。
今日になって、ますます被害の状態は明らかになってきている。しかし、「これからどうなるのか」という切迫した気分はややおさまりつつある。被災地から遠く離れたここにいて、何もできずにただ状況を見ているだけの自分にモヤモヤとした気持ちがあったのに違いない。神戸の時もそうだったし。しかし、何もできない何もできないと悩んでいてもものごとは進まないし変わらない。
できることは限られている。
心を落ち着かせて、できることをやるしかない。
日常を、なんとか取り戻さないと、と思う。食事を取り、睡眠を取ろう。それは、ささやかだけど大切なことに違いない。

【文学2008】講談社

日本文芸家協会が毎年編集発行しているアンソロジーの2008年版。ということは、2007年に、主に小説雑誌に発表された作品を集めているのである。ラインナップは以下のとおり。

金原ひとみ「ミンク」
堀江敏幸「滑走路へ」
池澤夏樹「ヘルシンキ」
黒井千次「多年草」
高井有一「鯔(ぼら)の踊り」
小林恭二「遁世記」
吉田修一「りんご」
青木淳悟「日付の数だけ言葉が」
崎山多美「ピグル風ヌ吹きば」
桑井朋子「妬ましい」
佐伯一麦「俺」
田中慎弥「蛹」
又吉栄喜「ターナーの耳」
玄侑宗久「Aデール」
中村文則「火」
横尾忠則「ぶるうらんど」
森内俊雄「火星巡歴」
楊逸「ワンちゃん」

選者の好みとかもあるだろうけれど、なかなかバラエティに富んでいて、一応この年の主要な作品(中・短編についてだけだけど)が網羅されていると思っていいのか。

一度に読んだ感想は、「玉石混交」。いや、どれもいい作品だとは思うけれど、自分の気持に合うかどうかという問題があるからね。
その中で、印象に残ったものだけ。

堀江敏幸「滑走路へ」
少年の思い出。自転車で友人と飛行機を見に行く。空港近くへ。友人の父親は飛行場で働いているらしい。父を誇りに思っている友人と自分と対比。

又吉栄喜「ターナーの耳」
基地に住む軍人のハウスボーイとなる主人公。その軍人は心に傷をおっていた。そして瓶に入れられた耳。詳しい説明がない分、怖くもあり、納得もできる。


桑井朋子「妬ましい」
この中で一番気に入った。関西弁の女性が問わず語りで語るのは、自分の夫の浮気話。女性は50歳。夫は年上か。そして愛人の女はなんと70を越えている。題名どおりの嫉妬心がメラメラと燃え上がる。死ぬまで妬み続ける、どころではなく、死んでもなおかつ妬みが残る。女の恨みは恐ろしい。
そしてこの作者。面白そうだからほかのも読みたいと思って調べてみたら、単行本になったものがないみたいなのだ。さらい驚いたことに、2005年に本格デビューしたらしいんだけど、生まれが1932年。ということは、デビュー時ですでに73歳。この作品を書いたのは75歳ということか。本人が作品よりもっと恐ろしいかも。

楊逸「ワンちゃん」
芥川賞を受賞した「時が滲む朝」より、楽しめたなあ。中国人女性と日本人男性のお見合いを仲介する仕事をするワンちゃん。そのお見合いの進行と、かつて歩んできた苦難(迫害?)の人生とが交差する。まあ、ちょっと通俗的ともいえるけれど。物語としては面白いから、いいと思うのです。

のど自慢チャンピオン大会

ここ数年、ほぼ欠かさず見ています。毎週日曜日のやつはほとんど見ないんですけどね。トップレベルの人たちが集まるとなると、やっぱり見てしまう。そらもう、とんでもなくうまい人達が出てくるからね。
それにしても、今年は例年になく高いレベルの戦いでしたなあ。
優秀賞の二組、チャンピオンのブラジル出身の男性。どれも納得の受賞でした。個人的には2番目に絢香の曲を歌った高校生も、とんでもなく説得力のある歌い方で気に入ったけど。

グランド・チャンピオンの歌はほんまに感動的。ブラジルに住んでいるおばあちゃんの応援VTRも流れて。会場は涙涙でしたね。審査員の柴田理恵、竹下景子、戸田恵子の「おばさんたち」(柴田理恵談)も涙涙。そういう家族の応援とかを考慮しなくても、歌そのものがとても感動的でした。
もちろん、テレビの前のおじさん(わたくそのことですな)も、涙涙、です(^◎^;)。

ドキュメンタリーを作って欲しいね。このチャンピオンだけのでいいから。毎年、今年ののど自慢をふりかえってという特番があるから、見逃さないようにしないと。

3月2日の食卓(結婚記念日ディナー)

ぶたこな日々もどうぞ

昨日は結婚記念日でした。というわけで、いつもより豪華な夕食。

といっても、スーパーでお買い得だった食材ですが(^◎^;)
こういうのを「ぜいたく」と思うところが、ふたり共通しているのが嬉しいね。

デザートも、スーパーのお買い得品(^◎^;)

ミルクレープ。
うん、ぜいたくだ。

【トロンプルイユの星】米田夕歌里(すばる2010年11月号)

すばる文学賞受賞作。
イベント関係の小さな会社で働く主人公の女性。ある時、自分の周りでいろんなものが消えていくことに気づく。しかも彼女以外の人は、そのことに全く気がつかない様子。それどころか、もともとなかったことのように行動している。これは錯覚か、あるいは精神の病か。
しかし、上司の久坂も、同様の悩みを持っていた。

話のテンポもよくて、発想も面白い。自分の見ている世界が、実は虚構だとしたら恐ろしい。そして、それに気づかずに生きていっているとしたら・・・と、疑いだしたらきりがないところに行ってしまう。

読み進めさせる文章のうまさがあるなあ。
でも、文学賞の選者のひとりが言ってたように、途中でヘッドハンティングに来る遠野の存在がどうも邪魔。それと、このテーマで深めるには、この長さはちょっと短いような気も。もっと複雑に入り組んできてくれたら、もっと楽しめたかも。でもそうなると、完全にファンタジーになってしまうのかなあ。そうなるとすばる文学賞としては、どうなんでしょう、ということになるのか。

セリフ回しとか、とても才能がありそう。これからが楽しみ。

そっとしてあげてほしい

ニュージーランドの地震のニュースを見ると、神戸の震災を思い出す。
あのときも、不幸を見に来るマスコミに腹が立ったものだ。
もうああいう報道はないものにしてほしいと、なんども思った。

しかし、不幸ほどニュースになるらしい。不幸の中にいる人を映したがるものらしい。
被災した人たちの家族や友人への取材。辛い表情を撮りたいらしい。
それを報道されて、でも見ている方はなんと考えればよいのか。

報道する人は(直接インタビューをとる人は特に)、相手の精神面でのダメージなどに配慮しているのだろうか。そういう教育なり勉強なりをしているのだろうか。
マスコミには、そういう専門家が配置されているのだろうか。

できれば、そっとしてあげてほしい。無用な取材は、いらない。

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