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【グ、ア、ム】本谷有希子(新潮文庫),【サウスポイント】よしもとばなな(中公文庫)

モームと香山リカを読んだあとに読むと、どちらもなんだかなあという気がしてしまう。

本谷有希子の小説に出てくるのは、他人からみるとどうしようもない「個性的」な人物(女性)。今回は身勝手放題(のようにみえる)姉、大人しそうに見えて、姉を反面教師にしている(つまりは馬鹿にしている)妹、間を取り持とうとしているが、実は自分中心の母親という3人。それぞれの言い分も行動も、どこか既視的で、ワンパターンなのが気になる。それぞれの会話もどこかで聞いたものばかりのような。だから変な話でも安心出来るのかもしれないけれど。そろそろ飽きてきた。

よしもとばななは、ゆるいゆるい恋愛小説。本谷有希子とは真逆と言えるくらいに、つっぱっていない人々。そこに一緒にいたら安心していられたり、気分が良かったりするのかもしれないけれど。同感できなければどうしようもない感じ。ハワイに対する作者の憧れとか愛情は感じられるけれど、だからどうした、とも言える。肝心なことは書かないでおく、ということも大事だとは思うけれど、結局何が言いたくてこれを書いたの? と読者に思わせて、どうするのだろう。それは読者(すなわちわたくし)の読み方が足りない、頭が足りない、ということなのか。とほほ。
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阪神2-0横浜(7月31日・甲子園)

初回に新井の先制点。3回には鳥谷のタイムリー。クリンアップにタイムリーが出ると気持ちがいい。もちろん、もっと点を取れる展開ではあったけれど、昨日、一昨日のゲーム展開を見ると、贅沢は言えないわな。
かつては「横浜銀行」と揶揄していたけれど、今年に限ってはほぼ五分の星。去年まででもここぞというときに痛い負けを喫していた相手。最下位だからといって気を抜いてはいけないのだ。気を抜いてるわけじゃないだろうけど。

先発メッセンジャーの立ち上がりは、いつも以上に不安定。1球もストライクが入らず。どうなることかと思ったけど、終わってみれば7回を2安打無失点。4回、5回、7回も先頭バッターを塁に出すも、慌てずにゼロに抑える。立派な出来であるよ。

で、8回は小林宏、9回は球児。小林宏は、ちょっと危なかったけど。ブラゼルの好プレー(好判断)も出て無失点。はらはら。ここで点を取られてたら、またまた投手交代失敗かと言われるところやったしね。球児は完璧。

今日は打ち合いじゃなくて、少ないチャンスをモノにした試合やったね。こういう試合展開で勝てたことは大きいと思うなあ。

これで明後日から長期ロードということになるんやけど。いつもより気合を入れて、できれば貯金を持って帰ってきてほしいなあ。

【私はのんびり生きてきた】香山リカ(扶桑社)

副題の「最適化社会が不幸を生む」というのは、インパクトがありすぎるというか、ちょっと言いすぎなんじゃないかと思う。内容は「もっと楽に生きようよ」という提案なのだし。

なんでも「簡単に」「時間の無駄なく」と思うのは、まあ誰しも望むところなんだけど、そうはうまくいかないものなのだ。それを自覚することで新しい人生の見方も増えてくる。
こうすればうまくいく、ああすれば成功する(成功、というのも何を指しているのやら)というノウハウなどあるわけがない。
よくよく考えればそのとおり。でも普段は忘れいるし、「こうじゃなかったら、あかんよね」という声は巷で氾濫しているから、それに流されてしまう、浸されてしまうというのも分かる。

そうなると、自分がそれに流されないように、浸されないようにしようと思ったら、なんとなく「そうですね」というわけには行かないということか。難しいな。でも、結局は流されずに生きるほうが楽な気がする。なんとなく。心が楽になるような。

【モーム短篇選(上・下)】モーム(行方昭夫訳・岩波文庫)

「私は一面的な人間にあったことがない」とモーム先生はおっしゃるのである。確かに一面的な人間などいるわけがない。人間は存在そのものが複雑で、ひとつの典型に入れることはできない。
ところが小説世界では、ひとつの典型として一人の人間を扱うことが多い。その代表はドストエフスキーかな。

この短編集では、人間の「多面性」を浮き彫りにする作品が集められている。というか、モーム作品のほとんどがそれをテーマにしていると行ってもいいのだけれど。「月と六ペンス」もそう。「雨」とかも。

上・下合わせて12編の短編が収められている。推理小説風あり、私小説風あり、スリラー風ありと、作風はいろいろだけれど、語り口とテーマが一貫しているので、どれを読んでも「モームだなあ」と思う。そして、こういうテーマはいつ読んでも面白い。普遍的なのだね。ちょっと気取った言い方をすると。

僕の一番好きなのは下巻の最初に収められている「物知り博士」。日本へと向かう船室で同室になったのは、おしゃべりで、何にでも口をはさみ、自信満々で、つまりはうさんくさいラテン風の人物。しかも自分は「イギリス人だ」と言う。同郷のはずの「わたし」にはとても我慢ができない。その男は船旅の間じゅう、船客を集めてはいろんな催しをし、自分の知識をひけらかすので、船客全員から疎ましがられている。しかも本人は、他人の評価にはいっさい気がついていない。むしろ船旅の盛り上げ役として活躍しているとさえ思っている始末。そのうち、ある集まりで、いつものように自分の知識のひけらかしをし、ある夫人のネックレスを見て、「それが模造品でないことは一目見れば分かりますよ」と言ったところから、思わぬ展開になるのである。
そこからの結末は、読んでください。語り手の思いも含めて、とても面白い。ユーモアとペーソス。これこそモームの真骨頂。

阪神5-9横浜(7月30日・甲子園)

くちゃくちゃにやられましたね。スレッジの3発に目が行くだろうけど、スレッジ一人じゃなくて、17安打は打たれすぎ。久々にピッチャー陣が総崩れ。

この1週間はテレビが見られないので、ラジオの実況から想像するのみ。そうなると、解説者の言うことを信じるしかないのだけれど、今日の朝日放送の解説湯舟敏郎さんは信頼のおける人だから(実況のYアナは言い間違いが多いけれど)、そこから想像するのは間違いないだろう。

というわけで、耳からの情報だけで。
2番手の小嶋を引っ張りすぎたね。4~6回のピッチングが良かったから、あわよくば次のローテーションに入ってほしい、くらいに思っていたかなあ。それで長い回を試してみようとしたのかなあ。それでも無死満塁になった時点で、考えないといけないよなあ。スレッジは(湯舟さん情報によると)「1回打ち出すと、止まらないタイプ」らしいから、それまでの調子を見ると怖いバッターになっているというところで、アップアップの小嶋のままでよかったのかどうか。結果は良くなかったわけやけど。無死1,3塁で渡辺、という選択はなかったのかなあ。

そして。横浜はよく走る。ランナー1塁で、次打者がヒットを打ったらまず間違いなくサードまで行くもんなあ。2本のシングルヒットで1,3塁。そこには外野金本、マートンの守備っていうこともあるんだろうけど。

マートンは、ちょっと心配。今日打てなかったからということだけじゃなくて。もちろん今日の打席もちょっとおかしかったみたいだけど。アウトコースのボール球に手を出して三振とかね。らしくない。そして守備でも、ややボールを追いかけるのが遅いみたい。体が重いのではないかい、とも見えてしまう。今でも試合前には外野でストレッチをしているのだろうけど。体調は良いのか悪いのか。まあ2,3試合調子が出なくても、心配するなと言われそうだけど。(誰に?)

新井の1500本安打も、ブラゼルの2発も、試合に負けてしまってはすんなりとは喜べない。夏場の長期ロード前に貯金という目論見も(多分あっただろうけど)消えてしまったよ。

それでも細かく見れば、収穫はいろいろあったよなあ。久々の西村は好投したし。小嶋も3イニングまでは素晴らしいピッチングやったし。ブラゼルもホームラン打ったし。なにより、5点差の9回裏に1点入れて、なお無死1,2塁というところまで攻め立てて、抑えの山口を引っ張り出したところなんて、意地を感じたよ。最後まで諦めないのだね。

そういう粘りが、これからきっと生きてくるよ。俊介、上本、森田と、若手も活躍しだしたし。これからが楽しみだ。そう思っておこう。

阪神4-4横浜(7月29日・甲子園)

久保の復帰登板を白星で飾りたいところだったけれど。残念な結果やったなあ。4点を先行しただけにね。惜しいなあ。
5回途中で先発久保を降板させるという積極策も実らず。
当然、継投は考えていたんだろうけどね。

これまでよく頑張ってきていた榎田が打たれたのがなあ。ちょっと心配。ぼちぼち打者は慣れてくる。ぼちぼち投手は疲れてくる。そんな時期になってきてる。それだけが理由ならええんですが。

あとを継いだ福原、小林宏、球児がなんとか抑えてくれて、まあよかったわ。これで負けてたら目もあてられんわな。

さて。しばらくテレビレス生活のわが家。試合の経過、結果はラジオを聞いていれば分かるとは言うものの、今投手が投げた球はどんな球だったのか。打者が打てなかったとしても、いい球で打てなかったのか、バッターが打ちそこねたのか、ということまでは(解説者が言ってくれない限り)分からないのである。テレビだと、目で見てそれが分かる。ある程度分かる。だから、ツーアウトランナー無しでも、次のバッターには打たれるんちゃうかとハラハラしたり、無死一、二塁となっても、続くバッターには打たれる気がしないなあ、とかいう気分が楽しめるのだ。それがラジオだと物足りない。

テレビがなくてとても困る、ということは今のところないんだけれど、やっぱり物足りないと思ってしまうのだ。

タイガースから話題がそれたけど。これで借金は返済できないまま。やれやれ。ま、明日もあさってもあるからね。ともかくも、久保が復帰してくれたことだけでも喜んでおこう。これから盛り返してもらおう。

阪神0-2中日(7月28日・甲子園)

7回裏、藤井、桧山の連打で1死一、二塁のチャンス。
で、なんで藤井に代走を出したのかなあ。回は7回。なんとか1点をという考えだったのだろうけれど。そして前進守備のドラゴンズ外野陣を見ての采配だったかもしれないが、それこそドラゴンズの思う壺。
今のタイガースの守備の要はなんといっても藤井であるよ。それは間違いないであるよ。それを途中で引っ込めるとは。まだまだ先はあって、守りもきっちり固めなあかんのに。これで勝ち越せたとしても、次の守りはどうなるのだ。

そしてドラゴンズは、迷わず浅尾を投入。マートン、平野を退けて無失点。とほほ。
9回裏、1死一塁で小宮山まで打順が回ってきて、しかし代打も出せず。捕手がいないからね。結果、ダブルプレーでゲームセット。あああ。この采配はどうだったのか。桧山を出すタイミングまではよかったけどなあ。

捕手は守りの要であって、さらにチームの要でもあるはず。それを簡単に代えることは考えられない。よっぽどのことがないと。リードに冴えがないとか、ケガをしたとか、全く打てないだとか。いや打てないぐらいはどおってことはない。とにかく守れるんだったら、ずっと同じ捕手でいくべきだ。リードに問題がない、選手から(特に投手から)信頼を得ているキャッチャーを、足が遅いからということで代えていいんだろうか。代わりはなんぼでもおるぞと思わせていいんだろうか。藤井本人だけでなく、周りの選手にとって、ベンチとの信頼ということから考えて、いいんだろうかと思わざるをえない。

そして9回表。もう1点もやれない状況で、加藤の登板はどうだったのか。右・左に関係なく、「0点で切り抜ける」という強い意志があるのなら、小林宏の登板もありえたのでは。(一番は榎田だけど、リードされた展開で出すのはかわいそやし)
今日のベンチは、冴えがなかった。

タイガース岩田は、途中まで完璧やったのになあ。打たれだすと止まらなくなるくせみたいなものがあるのだなあ。連打を浴びる。今日は2連打だけだったけど、その2連打で1点を先制されてしまった。さすがはドラゴンズ。

そして、打てん。ここぞで打てん。あと一打が打てん。チャンスはドラゴンズ以上にあったのに。3塁までランナーは進んでいるのに、タイムリーが出ない。

これでまたまた借りができてしまった。ま、すぐに取り戻してくれるだろうけど。そう信じよう。ヒット数とかをみたら、落ち込んでるわけじゃないし。ただ、点が取れなかっただけ。とほほ。

阪神9-1中日(7月27日・甲子園)

昨日プロ初打席の森田に微笑んだホームランの女神は、今日は上本に微笑んだのだった。
「あら、小さくて分からなかったけど、こっちにいい男がいるじゃない」
と言ったかどうかは分からないが(言ってないと思う)、2死満塁での初球であった。

その直前、ラジオの解説をしていた矢野燿大氏が、
「チェンの速球は、流して打つんじゃなくて、おもいっきり引っ張ったら面白いんですけどねえ。上本は右打ちもうまいけど、ここは思い切って引っ張って欲しいですねえ」
と言ったのだった。その声が届いたかのような、思い切り引っ張った打球は、レフトのポール際に飛び込んだのだった。

まさにダメ押しのダメ押し。

8点のリードをもらったスタンリッジは、それでも力をゆるめることなく、完投で8勝目。
お立ち台では、大量リードで投げやすかったと言ったけれど、初回の1点で、1安打だけで中盤まで抑えたのが効いていたのだよ、きっと。つまりは、守りと攻撃は表裏一体。それぞれに影響し合うってこと。勝負のアヤといってもいいかも。

それにしても、最近のドラゴンズはおかしい。今日も再三の守りのミス。初回の失点もエラーがらみ。4回裏もエラーでランナーを出し、打球をファンブルしてアウトを取れず。さらに2死からワイルドピッチで失点。これでは流れを呼び込みようもない。そして5回にも、野選とエラーで作った満塁。
よそのチームのことながら、とても気になる。勝負どころでの失策、ミス。ミスをしたほうが負け、なんだけど、それがこれだけはっきり出てしまうゲームも珍しい。

どうしたのかなあ。何かあったのかなあ、チーム内に。いらぬ心配をしてしまうよ。

ともかくも、我がタイガースはようやく借金返済。明日からは貯金生活が始まるだよ。きっと。

阪神5-3中日(7月26日・甲子園)

おどろ木ももの木さんしょの木。まさかまさかのプロ初打席初ホームラン。森田一義ならぬ森田一成くん、やりましたねえ。

昨日からテレビレス生活(8月1日に光テレビ工事完了予定)のわが家。今日はラジオにかじりつき。嘘。かじりつくほどの事はなく、聞き流す程度。それでもチャンスやピンチになると、ついつい前のめりになってしまうのである。ラジオに向かって前のめりになってどないすんねんと思うけど。

先発能見はいつもどおりの立ち上がり。ところが中盤にぽんぽんと点を取られだす。どうにも「完璧」というふうにならないのですなあ、最近の能見。
対するドラゴンズ。初回にいきなり井端のエラーで失点。こちらもどうしたことか。今季のドラゴンズはどうもおかしい。ミスが目立つ。らしくないなあ。
それでも中盤に追いつき追い越すところはさすが、と思わせたけどね。

本来ならここからしぶとく粘って、終盤で勝ち越す、というのがドラゴンズのパターン。
しかし、リリーフした小林宏が(マートンのファインプレーもあったけど)3人で抑えて流れを渡さかなかったね。

その裏に鳥谷のタイムリー、新井の犠牲フライが出たわけやから、やっぱり小林宏の仕事は大きかった。

とはいえ。
今日もまた「?」の場面。
7回裏、ツーアウトから藤井がヒットで出て、さて代打。で、用意していた桧山ではなく、柴田が登場。
ううむ(-◎-;)。
回は7回。あとはもうない。ここで1点でも取ればゲームはほぼ決まる、という時に。なぜ桧山ではなかったのか。柴田のほうがネルソンに合ってると思われたか。だったら初めから柴田をネクストバッターボックスに待機させておけばよかったのでは。
よく分からない采配はいまだ続くのであった。

テレビレス生活1日目

午前0時の時報と共に(嘘です。時報すら流れなかった)、テレビ画面は砂嵐に。直前にテレビを点けて、砂嵐に変わる瞬間を見届けようとした、アホなわたしです(日本中にいっぱいいたと思うけど)。
0時前にチャンネルを色々回してみたら、どこもがブルー画面に総務省と自局の連絡先を掲げているのに、朝日放送だけがノスタルジックな白黒画面を放送していた。テレビ局ができてから(大阪テレビといっていたらしい)今にいたるまでの軌跡、ということだろうか(途中でNHKにチャンネルを変えたので、最後はどうなったのか分からないが)。

来週の月曜日に、光回線の工事が入るので、それまではテレビはおあずけ。どうしても見たいNHKのニュースなどは、携帯電話のワンセグチューナーで、小さい画面だけれど見ることができる。でもサンテレビはワンセグがないのだよねえ。まあ仕方ないか。

朝の時間はFMの音楽を流しながら、手持ち無沙汰で読書までしてしまったよ。ちょっとだけ優雅な気分かな。こんな気分は、そう長くは続かないだろうけどね。

【幻想郵便局】堀川アサコ(講談社)

この本、結構評判らしい。
短大卒業を控えたアズサは、周りの就活にはどこ吹く風。得意分野は「探しもの」と書いて出したアルバイトの応募に、ぜひ来てほしいと言われたのは「登天郵便局」という郵便局。それは町のはずれにある丘の上に建っていた。そんな郵便局があるなんて、アズサは全く知らなかった。実はこの郵便局は、あの世とこの世を結ぶ役目を負っていたのだ。

魅力的なキャラクター満載。ぼおっとしているけれど憎めない主人公のアズサ。何者かわからない郵便局長に郵便局員(異形の者達であるらしい。正体は・・・)。
そして、土地争い(ここらへんが俗っぽくていい)を繰り広げることになるもとの地主というか、元々祠があった神社の神様。

生と死の境をふわふわと描いていて、とても好感が持てる。ラストも見事。
ちょっと甘ったるい? いいではないか。こういうのも、たまには。

テレビのない朝

NHK-FMのクラシック番組を聞いている。特にクラシックが聞きたいというわけじゃないけれど、ニュースを時々流してくれるだろうし(そのあたりはNHKを信頼しているのだが。時々裏切られるけど)、だったらあとは余計なおしゃべりとかがないほうがいいと思って。
朝からクラシックなんて、なんて優雅。というより、のんびりした気分になる。目が暇なので本でも読もうかという勢い。こういう朝もいいもんだ。

アナログ放送完全停波

夜12時をもって、アナログ放送は完全停波。その瞬間を映像に収めようとデジカメを構えてテレビの前へ。スタートボタンを押すのを忘れていて、これでいいのかなとボタンを押したとたんに画面は砂嵐になった。しばらくはテレビ無しの生活。

オールスター第2戦(7月23日・QVCマリンフィールド)

全セが1点を追う9回表。ランナー一塁にジャイアンツ坂本。アウトカウントはツーアウト。ピッチャーファイターズ武田久。ここでバッタースワローズ・バレンティンの一打は右中間を破る当たり。だれもが同点打かと思ったその時、坂本は3塁を回ったところでストップ。三塁コーチャーに立っていたジャイアンツ内海が止めたのだった。味方ベンチから一斉に指を刺される内海。まあ急場のコーチャーですから。オールスターですし。こんなプレーもありますわな。

結局1点差で今日は全パの勝利。おかわりくんことライオンズ中村の2発はさすが。まあ「三振かホームランか」というのがオールスターかもしれませんしね。

明日はいよいよKスタ宮城なんだけど、アナログ放送の終了で見られないのだよ。えーん。

【我らが影の声】ジョナサン・キャロル(浅羽英子訳・創元推理文庫)

子供の頃、兄を事故で亡くした主人公。今や作家となって、作品が演劇化され評判にもなっている。だが、兄を失った(その原因は自分にある)ことを引きずって、幸福感を得られずにいる。
そんなとき、ウィーンである夫婦と知り合いになる。そして初めて、人生の幸福を感じることができるのだったが。

さてその先の展開は・・・・書かないほうがいいんだろう。
注意深く書くと、いわゆるロマンス的な展開になるのかと思いきや、話はどんどんミステリー調になり、ついには幻想のなかへ。

最後まで読むと、この物語そのものが、実際にあったことの話なのか、ただの空想なのか、それすらも分からなくなってしまう。終盤は幻惑されっぱなし。こうなっていくのか、という面白さ。

【けものたちは故郷をめざす】安部公房(新潮文庫)

太平洋戦争終戦。そのさなかに中国から帰国しようとする青年久木久三。汽車の中で知り合った男はワンと名乗り、自分はある秘密を知っているのだと言う。やがて列車は乗っ取りにあう。ワンに従うままに、中国の荒野をさまようはめになった久木。ワンは、実は「高」というのが本名で、あるところでは名前の通った存在なのだと告白する。どこまで信じていいのか分からぬままに、ふたりの彷徨が始まる。

安部作品でおなじみの「荒野」であり、「閉塞された状況」であり、その中で一緒に行動する、どこまでも分かり合えないふたり、である。
作者の終戦体験、帰国体験が元になっているらしい。だから後の作品にも同じモチーフが出てくるのかと、納得する。

この作品から、どんな意味を汲み取るかは、読者に委ねられているんだろう。単なる冒険譚とするか。あるいはもっと人間の奥にある「信頼」と「猜疑」の葛藤を読み取るか。

途中の荒野の彷徨にくらべて、ラスト近くの冒険譚がやや急ぎ足というか、説明的になっているのが残念。でもこの小説は、そういう「冒険譚」ではないと割り切るなら、作者の書きたかったのは途中の彷徨にあるのだと割り切るのなら、この展開もありうるのだろう。

それにしても、やりきれない、救いようのないラストだ。近頃には珍しい。こういうのが流行った時代なのかも。

オールスター第一戦(7月22日・ナゴヤドーム)

なんぼお祭り騒ぎといっても、1イニングに4ホームランというのは聞いたことがないよ。聞いたことがないはずで、オールスター新記録だと。打たれた方ももちろん新記録。武田勝って、今季はほんとに不運な男。

まあオールスターは、いつもの試合と違って、微妙な駆け引きとかはあんまりないので、試合としての面白みもあまりないのである。投げて、打って、走るだけ。ときどきプロらしいファインプレーがあったり、力強いホームランがあったりはするけれどね。

力と力の勝負を楽しみにしているファンにとってはたまらないでしょう。とにかくそれぞれのリーグを代表する投手なりバッターなりしか出てこないから、全打席が見ごたえのある勝負となる。それはそれで楽しいけれどね。

今日の結果。9-4でセ・リーグの勝利。交流戦のうっぷんを晴らせたかな。点をくれたのは武田勝だけだったけど。

テレビの解説が野村克也氏と桑田真澄氏で、この取り合わせも面白かった。好きなことを言う野村氏をうまく乗せる桑田氏という感じ。野村氏の苦言を桑田氏がやんわりフォローする場面もあって。楽しい楽しい解説でした。

ただ。いくら球宴とはいえ、登板前の投手にインタビューするのはどうかと思うなあ。

広島3-1阪神(7月20日・マツダスタジアム)

僅差のゲームになったけど、投手戦というより両チームとも攻め手がなかなか生きなかったってところ。勝負どころで決められなかったね。タイガースは相変わらずのタイムリー不足。カープは再三のバント失敗。

カープ先発前田健太は、今季調子がよくないのですなあ。今日の投球も、去年の前田健太とはかなり違っていたな。ストレートで押すところがなかったり、甘い球も多かったり。ただその甘い球をタイガースの打撃陣が決めきれなかったな。
チャンスもあったのになあ。1回から無死一、二塁。でもクリーンナップが凡退してとほほのほ。

タイガース岩田は、前田より制球も良かったように見えたけどなあ。積極的に打ってくるカープ打線に、ちょっと正直にストライクを取りにいったところもあって、7回、8回の失点は、ちょっとした油断のようなものがあったのかなあ。油断はしてなかったけど、ついついストライクを揃えてしまったか。とはいえ、どちらの失点もある意味討ち取った当たりがラッキーなところに転がった、とも言えるから、今日の岩田は責められないね。

それよりやっぱり、打つ方です。打撃陣です。今日は2番、3番の調子が悪かったなあ。そしてチャンスで一打、というのがないとね。点を取らなければ勝てません。

オールスター前に5割復帰の夢も破れ。
とはいえ。
まだちょうど折り返し地点であるし。周りを見ればまだ2位であるし。これからこれからというところであるよ。
2つの借金ぐらいがちょうどいいハンディ、ぐらいに思って、後半戦に期待しよう。

広島0-5阪神(7月18日・マツダスタジアム)

昨日ほどの派手さはないけれど、今日も序盤にポンポンポンと得点して、あとはスタンリッジが逃げきり。
理想的やね。
まあ、欲を言えば終盤に、チャンスでもう一打、もう1点ぐらい欲しかったところやけど。カープの救援陣にはしっかりと抑えられてしまって、明日以降にちょっと不安も残るけど。6回以降はノーヒットやし。

さて、今日のカープ先発福井。どうにも制球が良くなかったなあ。いい珠もあるんだけれど、甘い球もしょっちゅう。高めに浮くし。タイガースの打者がそれをよく見てたね。タイムリーを打ったブラゼルも、ツーストライクまではボール球を強振して相手の思うつぼに入っているかと思ったが、ここぞの決め球を軽く外野に運んでのタイムリー。こういう打ち方もできるよってことですな。ファンとしてはそろそろホームランを見たいけどね。明日以降に期待しよう。

先制点をとったあと、中押し、ダメ押しがなかなかできない状態で、ちょっと不安もよぎる。昨日のこともあったしね。5点とったからといって油断はできない。
しかし、今日のスタンリッジはそんな不安を解消してくれてたな。後半になって安打を打たれるようになり、何度かピンチもあったけど、最後の打者をピッチャーゴロに仕留めてゲームセット。今季2度目の完封勝利。

これでいよいよ借金はあとひとつとなりました。明日の試合は天気が心配やけど、ともかく勝って、早く5割に。そして勝負はそこからですよ。

女子サッカー

昨日の夜中。雨の音で目が覚めた。洗濯物を干したままだったので(昨日の午前中に洗濯して干してあった)、慌ててとりこむ。そして時計を見てみると2時半であった。
女子サッカー(通称とか略称とかがあまり好きでないので、あえてこう呼ぶ)の試合を見ようと思っていたのだ。ぶたこと、せっかくやから最後は見たいねと言っていたのだ。しかし試合開始まであと1時間半ほどもある。
というわけで、もう一度寝たのだ。

次に目を覚ましてテレビをつけてみると、ちょうどキャプテンの澤がインタビューを受けているところで、
「金メダルを持って帰ります!」
と言っていたのだった。

すっぽり、いいところを見逃したわけだ。とほほ。

ともかくも、日本代表、おめでとうございます。ここ一週間の過熱報道には正直うんざりもしていたが、今日一日はどのチャンネルを回しても「おめでとう」「よくやった」と出てくることを、喜んで見ておきたい。何が起こるか分からないから、スポーツは面白い。

横浜9-12阪神(7月17日・横浜)

ちかれたびー。
打ち合いにもほどがある。どちらのピッチャーも(たぶん、バッテリーで)反省会でしょうか。

序盤に金本のツーラン、藤井のソロ、さらにマートン、鳥谷のタイムーで6点先制。
能見のできからいっても、これで楽勝。
と思いきや。
5回裏になぜか突然ストライクがはいらなくなり、ストライクを取りにいくと痛打。で、あっという間に3失点。
雲行きが怪しくなって、でも6回も能見続投。無死一、二塁となったところで、さすがにベンチも諦めた。
こういう時ぴしっと締めてくれそうなのは榎田。今、タイガースの中継ぎで一番信用できる。

ところが。
送りバントのワンアウトをとっただけで、あとは連打、フォアボール。今日の榎田は球にキレがなかったね。
同点となったところで、渡辺にスイッチ。犠牲フライを打たれて逆転。はああ。
6点差をひっくり返されるとは。

7回表から、ベイスターズは勝ちパターンの継投。ということで(知らなかったけど)江尻が登場。
しかし、これが横浜にとっての誤算だったね。
新井、関本にホームランを打たれて、あっさりと再逆転。ふぅ。

そして8回表。1死からマートン、平野、鳥谷の3連打で満塁。ここで新井が目の覚めるような満塁ホームラン。
満塁ホームランなんて、いつ以来見てなかったやろう。もうびっくり。

これでほんまにほんまに終わりやろうと思ったよ。
タイガースは8回は小林宏、9回は球児を出すまでもなく、加藤が登板。

ところが。

加藤はツーアウトをとったところで連打を打たれ、ついに3点差。
とうとう、球児も投入。代打スレッジ。

一発出れば1点差、というところで、見事に三振。やれやれ。
すでに10時をすっかり回ってしまっていたよ。
序盤の試合展開では、9時前には終わって、深夜の女子サッカーに備えてゆっくり仮眠が取れると思ってたのに。思惑外れもええとこやな。
勝ったタイガースベンチも、最後は笑顔もなく、疲労困憊の様子。そらそうやろう。特に6回裏のベイスターズの攻撃は、その回だけで45分も費やしたしね。みなさん残業モード。やれやれ。

もつれにもつれた試合の要因はいろいろあるでしょうが。6回裏に能見続投がよかったのか。すっぱり次のピッチャーに傾倒させたほうが良かったのでは、とか。5回、6回のタイガースの攻撃が、チャンスで攻めきれなかったとか。
横浜スタジアムが狭すぎるとか。風が強すぎたとか。そんな時に高めのストレートは禁物やろうとか。

ともかくも。勝ってよかった。逆転されてそのまま負けてたら、後味悪すぎ。榎田は、ちょっと心配。昨日の無駄に見える登板が影響してなかったらええけど。
明日は広島。お疲れが出ませんように。

横浜2-10阪神(7月16日・横浜)

ここ2試合完封の鬱憤を晴らすかのような攻撃でしたな。序盤で8得点。もう決まり。
今季初登板のジェン。今日のピッチングを見る限り、外国人枠が恨めしく思われる。そおっと背中に「岩田」と書いて登板させるか。

鳥谷の一発が火をつけたみたいやな。昨日の送りバントで発奮したのかな。こう書くのは、この場面、見てないから。今日は昼間出かけていたし、テレビ放送も6時半からやったしね。
ちなみに、江夏さんの解説はとても面白い。タイガース藤井について、試合に出てこそ輝くのだと言ったあと、
「ベンチにおるだけやったら、単なるおっさんですからね」

さて、序盤の大量得点で楽勝の試合だったが、大事なのは8回の攻撃。相手のミスから2得点。相手のミスをつく。即得点する。
こういう攻撃が大事なのだよ。いくらいい当たりを打ったとしても、相手ピッチャーの球を弾き返したとしても、ヒットを連ねたとしても、得点できなければ意味が無いのだ。プロならば。勝つならば。勝ちたいならば。
だから点を取るということは、やはり大事なのだよ。それができたことは大きいのだよ。

と、まあ大体はよかったのだけれど。
今日もまたベンチの采配に「?」
7回裏。2失点となったところでジェン降板。リリーフに榎田。ええ! 榎田あ?
こんな点差の開いた状態でどうして榎田なのだ。ワンポイントで、確実に抑えこむことを優先したのか。それにしても、ぼちぼち疲れが出てきそうなところでよお投げさすなあ。ちょっと心配。オールスターにも出場するし。疲れがたまるのではないか。大事に使ってほしいなあ。今季だけの榎田ではないはずだよ。

横浜4-0阪神(7月15日・横浜)

2試合連続の完封負け。どうやら「打てない」ルーチンに入り込んでいるような気がするなあ。
先発メッセンジャーは4安打しか打たれなかったのだし(それでも、失投を打たれたのだから、反省はすべきだろうが)、全発投手としての責任は十分果たしたと言えるよなあ。

問題は打つ方。そして作戦。

1点を追う6回表。その前の回、横浜は無死1,3塁で無得点であった。そして先頭バッター上本はヒットで出塁。
ここでタイガースベンチの作戦は、3番鳥谷に送りバント。
・・・ううむ・・・・・
同点にすればなんとかなると思ったか。あるいは、今日の清水の調子と打線の調子を計りにかけて、より確実な方を選んだか。どちらにせよ、堅実というより消極的。盗塁とか、エンドランもなかったのかなあ。送りバントは成功したけれど、続くマートン、ブラゼルが凡退で、チャンスの芽は摘まれた。

それに対し、ベイスターズはのびのびしてましたなあ。ヒットでもフォアボールでも、ランナーが出たら右打ち。そしてランナーは一気に三塁へ、というシーンが何度も。対するタイガースは、ランナー一塁でセカンドゴロ・ダブルプレー。とほほ。

今日はミスから流れが相手チームに行ってしまった形。やっぱりミスしたほうが負け。それもあるけれど、今日は全体に、ベイスターズのほうが勢いがあるというか、負けたくない気持ちが強かったような気がするなあ。
タイガースは、別に相手をなめていたわけじゃないだろうけど、どこか必死さがないような。見間違いだといいのだけれど。

【柔らかい土をふんで、】金井美恵子(河出書房新社)

はっきり言います。よくわからない。
金井美恵子独特の、長い長いセンテンスで物語が続いていく。いや、続いていかない。
だらだらと文章が続いているけれど、状況がよくつかめない。

なんども同じフレーズ(フレーズと言っても、ひとフレーズがとても長いのだけれど)が出てきて、ああ、おそらくこの辺がキーワードなのだろうなあ、と思うけれど、それでどんな物語が進んでいるのかさえ、最後まで読んでも浮かんでこなかった。

どうやらキーワードは「身投げした娼婦」であり「妻の不倫を目撃した配達夫」であり、ということなのだろう。

どうやら、フランスあたりのヌーベルバーグの映画に触発されているらしい。だから、断片的な映像が次々にあらわれ、それが活字となって、コラージュのように繰り広げられる、ということなんだろう。
そのコラージュを、どう組み立てるかは読者に丸投げされているのである。時系列もバラバラにされている上に、登場人物の名前すらない。

それはまあ、ある意味実験的なことで、冒険的なことで、冒険的なことは嫌いじゃないんだけれど、ここまで分かりにくいとなあ。

ただ、繰り返されるフレーズによって、死や転落といったイメージは、読み手に刷り込まれていくのは間違いない。それだけで成り立っている小説とも言えるけれど。
それにしても、わからん。

【ティモレオン】ダン・ローズ(金原瑞人・石田文子訳・アンドリュース・クリエイティブ)

外国文学の翻訳もので、ときどき首を傾げたくなるような題名がついてしまうことがある。
これもそのひとつだろう。「ティモレオン」というのは、原題が「Timoleon Vieta」だから、そしてこれは固有名詞(主役の犬の名前)だから、まだ許せるけれど。原作の副題が「Come Home」となっているのに、どうして日本語の副題が「センチメンタル・ジャーニー」なんていう、ぬるいものに変わってしまったのか。

題名なんかどうでもいいじゃないかという人もいるかも知れないけれど、この内容を読んで「センチメンタル・ジャーニー」なんていうもじどおりのおセンチな題名をつける気にはならないだろう。普通。

主人公の老人コウクロフトは、愛犬とイタリア郊外に隠遁生活をしている。かつては作曲家、指揮者として活躍し、今は昔の印税でつつましく暮らしている。ある日、かつて旅先で知り合ったボスニア人の青年が訪ねてきて、一緒に住むことに。同性愛者であるコウクロフトはボスニア人青年と離れがたく、愛犬「ティモレオン」を(酔った勢いもあって)ローマに捨てることに。ここまでが第一部。

第二部になると、いろんな人物のいろんな人生が語られる。そのある場面に、迷い犬となったティモレオンが、狂言回しのように登場する。しかし、よくある冒険譚やロードムービーのように、ティモレオンの存在がそれらの人物の人生になにか影響を与える、ということはない。ただほんのちょっと通り過ぎるだけ。

そしてついに、迷いつつ、かつての主人コウクロフトの家にたどり着くティモレオンであったが。

ある意味、大どんでん返しというか、想像していたのとは全く違う結末に驚かされる。じゃあ、今までのティモレオンを追いかけていた話は、なんだったんだろう。
でも、これが現実。きっとそうなのだ。とてもリアリティがあるもの。

そしてなぜか、虚しいはずの物語が、ちょっとだけ納得できたりするのである。なぜ?

作者がきっと、悲劇を描きながら、どこかに希望を持ち続けているからなのだろう、と、これは勝手な解釈なんだけど。その思いがにじみ出ているような気がする。

しょうもない感動話に涙するより、何倍も考えさせられるであるよ。こういう話が、日本に出てこい。

阪神0-4巨人(7月14日・甲子園)

3連勝! とはいきませんでしたね。
先発岩田、序盤は危なげなく見えたのになあ。4回の、あの5連打はなんだったんでしょうねえ。しかもゴンザレスから始まる連打。ピッチャーに打たれたことがこたえたのかなあ。

ここまで岩田は5勝5敗。いいピッチングをするんだけれど、なぜか勝ち星が大きく上回らないというのを、ここ数年繰り返しているけど、ピンチになったところでなぜか甘い球が多くなるという「癖」のようなものがあるみたい。
「ストライクを揃えすぎる」と言われるけれど、そうなると連打を浴びる。一気に失点。ここらあたりかなあ。
それにしても、今日は簡単に打たれすぎ。なにか癖が見破られているのか。ううむ。

さて。その後は大した見どころもない試合展開。久々に途中で眠くなってしまったよ。タイガースは色んなピッチャーが出てきたけど、今のジャイアンツ打線に対して好投しても、さてどうなのか。久々に久保田を見て、きちんと投げてる様子にひと安心したけどね。

ジャイアンツは、昨日救援に失敗した東野が再チャレンジ。三者凡退で面目を保ったね。テレビで解説していた堀内氏は、セーブもつかない場面で使っても意味が無いとぼやいていたけれど、そんなことはないでしょう。これから徐々に最後に投げるということに慣れさせていくという点で、こういう楽なところで投げるのも良いと思うよなあ。とにかく経験を積まないといけないんだから。

さて。一気に借金返済へ、とはいかなかったけれど、ともかくもカード勝ち越しはいい感じ。試合もまだまだたくさん残っているし、相手チームはジャイアンツだけじゃないし。ここからが勝負ですよ、ここから。

阪神2-1巨人(7月13日・甲子園)

終わってみれば、昨日と全く同じスコアではないかい。今日はさらに興奮するサヨナラゲーム。
9回裏、ジャイアンツの新守護神となるべく投入された東野だったが、先頭マートンがライト線にポトンと落ちるヒット。続くブラゼルもライト線に痛烈なヒット。代走柴田が生還か、と思われたが、ここは自重。
新井敬遠で無死満塁となって、代打の切り札桧山登場。
そうそう、こういう場面で登場してくれなくては。何でもかんでも桧山、ではイカン。ここぞの桧山でないと。
期待に応える一打は、ライト・センター間の浅いフライ。しかし俊足柴田にはこれで十分であったよ。

お立ち台は桧山やったけど、鶴のあとをしっかり抑えた救援陣にも感謝したいね。特に満塁のピンチを凌いだ榎田。しびれるような場面でしたな。小林宏も調子が出てきたみたい。なにしろ藤井のリードがいいね。

鶴も、途中まではいいピッチングをするねんけどなあ。必ず中盤につかまるっていうのは、なにか原因があるんでしょうねえ。目が慣れると打たれてしまうとか。疲れが見え始めると打ちやすくなるとか。でも80球かそこらで見極められてしまうのはなあ。これからの課題やね。

さて、2戦続けて接戦をモノにした。この調子で一気に借金返済といってほしいところやね。明日も期待しよう。

阪神2-1巨人(7月12日・甲子園)

いわゆる「スミ一」というやつですな。それが相手チームでよかった。
しかし、最初に1点取られると「やばい!」と思いますわな。それもスタンリッジにめっぽう愛称がいいという長野の一発やっただけに、今日は苦戦を強いられるのではと覚悟しましたがな。

ところが。そこからスタンリッジは頑張りましたね。8回まで投げて被安打3。抜群の安定感でしたな。ランナーを背負っても落ち着いてたし。

さて、昔から苦手としているグライシンガー。今年は調子がわるいといっても、やっぱりそうは打てなかったねえ。というか、序盤はいつもどおりの拙攻で、どうしたもんやらと先が思いやられましたわ。

しかし、6回は集中しましたね。ブラゼル、新井の連続タイムリー。ああ、ええ言葉やなあ。タイムリー。
見逃してはいけないのは、その前に塁に出た鳥谷の走塁ですな。ここのところ積極的に走りだした鳥谷。ダブルプレー崩れで何とか塁に残ったわけやけど、走るぞ走るぞと見せかける効果は大きいね。最高のスタートを切ったと同時にマートンのヒットが生まれて一、三塁とチャンスが広がった。ブラゼルのタイムリーは、グライシンガーの焦りからでたものかもしれないね。と、いい方に解釈していこう。

最後を締めた球児。ハラハラさせられたけどね。1死一、二塁から、フォークボールがワンバウンドになってランナー二、三塁のピンチ。それでも続けてフォークボールで阿部を三振。ここらは見応えがあったね。暴投したボールを続けて投げてコントロールをきっちりと揃えた球児と、迷わず同じ球を要求した捕手藤井の息がぴったりと合ってたな。

そして、フィールズって、どういう選手なんでしょうね。最後まで謎のままでした。明日あたり、ベールを脱ぐのかなあ。

安部公房2題

昔々、子供の頃読んだんだけれど、読書の原点を見直したくなって読みなおしたのだ。僕の読書経験は、兄が傾倒していたこともあって、安部公房。そして楽しい楽しい北杜夫。こちらもそのうち、読みなおしてみよう。

文庫で2冊。


【壁】安部公房(新潮文庫)

1951年芥川賞受賞作。そして(たぶん)僕の安部公房体験のはじめ。ひとつの作品ではなく、いくつかの作品群。そして連作でもない。ただ「壁」というテーマは共通している。自分の名前を無くして、裁判にかけられ、砂漠で壁になってしまうという主人公を描いた「S・カルマ氏の犯罪」は、今読むとちょっと鼻白むような時代感覚や皮肉もあるけれど、考えをひとひねりふたひねりした内容は、やはり面白い。もうひとつの中編「バベルの塔の狸」も、言葉と実態のアイロニーがとても面白い。子供の頃は分からなかった皮肉な内容も。

【R62号の発明・鉛の卵】安部公房(新潮文庫)

ロボット化手術を受けた主人公が、人間を抹殺する機械を作る「R62号の発明」。200年後に解凍される予定だった「冬眠機械」が、80万年後に開いてしまった「鉛の卵」。そのほか「パニック」「棒」など、SF的な初期作品群。
これだけを読むと、星新一や筒井康隆に連なるSF作家だったのではないかと誤解してしまう。この時期の安部公房が一番好きだけど。

ヤクルト3-0阪神(7月10日・秋田こまち球場)

6回表。2死一、二塁。

リ「おしっ、前2打席で目も慣れてきたから、ここでいっちょ・・・・」
マ「代打、ひー」
リ「え? ここで代打? か、監督、じゃあなぜボクを先発で起用したんですか?」
マ「ああ、今日は暑いからなあ。こんなカンカン照りのレフトに、年長者を置いとくわけにいかんやろお」
リ「・・・・ボクは、穴埋めですかあ」

代打登場。

ヒ「えっ? ここでオレ? ピッチャーの打順やと思ってたから、まだ準備は途中やで。だいたい今日のピッチャーがどんな調子か、裏におったから見てへんし・・・」

そしてあえなく三振。

8回表。2死一、二塁。

フ「おしっ、ここで打って、男前を決めたるでぇ!」
マ「代打、シ」
フ「ええ? か、監督、ボク、最近ラッキーボーイなんですけど。それに、あとのキャッチャー、どないするんですか?」
マ「守りよりも、とにかく得点じゃ」
フ「それで、シですか?」
マ「ううむ。代打要員がいつの間にかおらんようになってもおた」

柴田はフォアボールを選ぶも、続く新井良太が凡退。
そして8回裏。小宮山がマスクをかぶったが、2失点。

どこかちぐはぐ。なにかがおかしい。
昨日と今日のタイガース。
打順を組み替えたけれど、十分に機能しているとは言いがたい。今日は平野、マートンが共に無安打。タイガースが調子のいい時は打線を牽引していた1,2番がこれでは。特にマートンは心配。四番の重圧、と言われるけれど。日を追うごとにあるべき姿から遠ざかっていっているような気がするなあ。

それにしても。今日はホンマに惜しかった。能見は好投したのに。打線が報いることができなかったね。早めの代打も、ちょっとベンチが焦っているように見えてしまったなあ。もっとどっしりと構えていてもいいのでは。
「そのうち勝てる。心配すな!」
というくらいにね。

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