「洋書も読んでみよかな」と書いたら、ぶたこに目ざとく見つけられて。「あれもある、これもあるよ」と勧められてしまった。いや、ちょっと思っただけやねんけど。しかしまあ、いっぺん読んでみよう。と思って読んだのが「The book of Murder」という短編集。ミステリの短編集ですな。やっぱりミステリか。まあ、初めはこんなもので。
まだ一番最初のロバート・ブロックのMan with a hobbyというのを読んだだけやけど。英語はともかく。おもしろい話やったわ。クリーブランドのある町で、ボウリングを楽しんだあと、静かな場所に行きたくてバーにやってきた男。すると隣に見知らぬ男がやってきて、自分と同じようなボウリングのボールを入れるケースを持っている。そしてその男が話し出したことが、猟奇殺人者の話で、最近この町に来ているらしい、などという物騒なことを楽しげに話し出すのだが。というような話やと思うネンけど。
最後のどんでん返しが楽しめたってことは、僕の英語読解能力もそこそこということやな。えへん。とはいえ、これは全部で5ページほどの、ホントの短編、ほとんどショートショートといったものやったからね。それでも分からん単語に詰まりつつやったからな。おもしろい話やったから、まあ楽しんだけどね。
この短編集、確か香港でぶたこが買ったんですよね。安かったから。全部で45編の短編が収められてて。ペーパーバックやネンけど550ページもあるのであるよ。ゆっくり楽しめますね。ははは。
別に焦って読むこともないねんけど。誰に言ってるんだか。はい、明日、大学図書館に行こうと思ってるんです。先週に続いてね。本も、読んだものはもちろん返そうと思ってるけど。読みかけのはどうしようかな。今読みかけなのは田中小実昌の「エッセイコレクションI・ひと」(ちくま文庫)と、植草甚一の「ハリウッドのことを話そう」(晶文社)の2冊。どちらもそこそこ面白いネンけど。一生懸命になって読むほどでもないかな、とも思ったりして。
田中小実昌さんの書いたものは、実は初めて読んだのだな。エッセイとか、ひょっとしたらどこかの雑誌だかに載ってたのを読んだことがあったかも知れへんけど、忘れてるな。それより、時々テレビに出てはって、飄々とした雰囲気で「ええ人やなあ」なんて思ってテンけど。エッセイにはそれまでの職歴とか生活歴とかいったものもちょっと話のさかなになってるんやけど。なかなかめちゃくちゃな人生を送ってはったようで。人は見かけによらへんなあ。
とにかくいろんなことを疑ってかかる。これは確かにそうなんだろうか。疑って、理屈をこねて、何が何やら分からないパラドックスに陥りそうになって。それをまた楽しんでるって感じなんですね。この世界に入り込んだら楽しいのかも。僕はまだ、ちょっと距離があるなあって感じなんですが。
僕が一番覚えてるのは、アップダウンクイズの解答者に出てはって。正解すると乗ってるゴンドラが一段ずつ上がっていくのだけれど、その度に「びくっ」としてはるのがとても面白かったな。しかし、あれもひょっとしたら演技やったのかも。などと思ってしまうのでありました。
植草甚一さんのは映画の話。これが本職やったんですね。まあ、何を本職と呼ぶかっていうのはいろいろあるでしょうが。ともかく若いときからの仕事というと、映画の紹介やら外国映画の輸入やら制作やら。東宝に勤めてはったらしいですから。
で、戦後すぐの、まだジャズ評論家になる前の、書評なんかを書く前の、映画のことを話している植草甚一さんが居るわけです。これ、ちょっと「はじめまして」って感じで、ちょっとすらすらと読めないんですね。昔の、戦前の映画制作の話なんか面白いんですが。僕なんかのあんまり知らない、あるいは名前だけ知ってるような制作者や監督やなんかの話をしてはるんですけどね。あまりにも真面目で、あのだらだらっとしゃべってるような口調じゃないんですね。そうなると、なんでか分からんけど話の内容もなかなか頭に入らなくってね。すらすらとは読めないわけです。
さて。明日返却して、別の本を借りてこようか、延長して最後まで読んでしまおうか。ちょっと考え中です。面白そうな本があったら、そっちを借りてくることにしよう。
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