日本が予選敗退して、もうひと段落したなあと思ったら、今度は新監督の選出をめぐる報道がワイドショーをにぎわしていますな。
特にフジテレビの「とくダネ」が、もうサッカーサッカーサッカーで。メインキャスターの小倉さんもドイツに行っちゃってたしね。ほとんど職権濫用とも思えるが。
日本が負けたおかげで(ではないのかな)今日からスタジオ復帰。しかし、にもかかわらず、放送の中心はサッカーでね。どこが悪かっただの、誰が悪かっただの。そんなことどうでもエエやないの。たかが一スポーツやねんから。
だいたいですなあ、今日の一番にやるべき報道は、九州の集中豪雨ではないのかいな。あれだけ被害も出てるのに。死者もでてるやんか。
せやのに、はじめは川淵チェアマンの「うっかり発言」ですか。なにそれ。
視聴率がとれる話題が、何よりも中心なのだね。まあ地震とか、突然の事故とか、そういう緊急性があるようなニュースは臨時ニュースとしてでも入れるんやろうけど。大雨はその範疇には入れへんか。
テレビの話題のついでに。
今日のニュースの中に、広島の小学1年生、木下あいりさん殺害事件の裁判の話題があった。NHKの7時のニュースで報道しててんけど。
あいりさんのお父さんがマスコミの取材に「性犯罪の抑止になるのなら実名で報道してほしい」と話したという。その文章を(たぶん)省略なしに阿部アナが読んで。
そのあと、しばらく下を向いて沈黙した。
そのあと「では次のニュースです」
ああ、あの一瞬の沈黙。偶然なのか。阿部アナは、原稿を確かめていただけなのか。
それでも、あの一瞬の「間」は、見ていて「ほっ」とする瞬間やった。時間にして1、2秒か。しかしその間、見ている僕は何を考えたろう。何かが心を通りすぎたような気がした。
テレビのニュースは(特にワイドショーは。あ、ワイドショーはニュースではないか。でもワイドショー的なニュースはたくさんある)次から次へと話題を繋いでいく。サッカーの試合の後に小学生の殺害事件、芸能人の笑顔の後に少年の放火殺人事件。その間、僕たちは何を考えているだろう。
何も考えず、テレビの映像に反応しているだけのような気がする。
そして、喜んだり悲しんだり怒ったり悔しがったりしている。そんな気分を楽しんでいるような気がする。
テレビは楽しみで見ることも多いから、それはそれでいいのかもしれないけれど。ときどき「沈黙」があると、考えさせられる。
それにしても。あの一瞬の「間」は、偶然ですか? 計算したものですか? ちょっと気になるよ、阿部さん。
この記事のトラックバックURL
http://tacobu.blog13.fc2.com/tb.php/1473-8df17b8c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック