1ヶ月以上ぶりに映画の話。しかもテレビで見たのだな。今月はまったく映画館に行ってないのだな。面白そうなもの、お金を払っても観たいものがなかなか観られないのだな。近くの映画館でやってくれなかったりしてね。

で、「ハウルの動く城」ですけどね。2004年の大ヒット作やね。どんなもんか、あんまり期待しないで観たんやけど。見事にその少ない期待も下回ってくれました。

多くの人が言ってるらしい。分かりにくい話やと。確かに分かりにくい。何が何やら。だいたいなんで主人公のソフィが90歳の老婆になる呪いをかけられるのか。その呪いをかけた「荒れ地の魔女」とソフィ、それと題名のハウルの、この3者の関係で話が進んでいくのだろう、そして魔女とハウルの戦いへ・・・・行かない。なにしろ荒れ地の魔女は呪いをかけたけど、呪いの解き方を知らない。そのうえ、国王の黒幕になってる魔女サリマンに魔力を奪われて、ただのおばあさんになってしまう。そしたらサリマンとハウルの戦いへ?・・・・行きそうで行かない。あ、一瞬戦う、というかハウルが襲われるけど逃げ出してちゃんちゃん。

ううむ。今まで観た宮崎アニメの中でも、出色の出来の悪さやな。なにしろそれぞれのキャラクターがはっきりせえへんので、最後まで誰が誰の味方か敵か、よおわからんのだな。なんかねえ、あの巨大な「動く城」に、宮崎監督自らがほんろうされてしまったようであるよ。動く城を動かしきれなかった。かな。持て余してしまった?

ただの恋愛ファンタジーなら(ソフィとハウルの)それでも面白かったと思うのに、その上に戦争というものを押し込んでしまったために、どれも中途半端な印象になってしまったな。肝心の動く城も、「千と千尋の神隠し」の湯屋を観た後では、どうも二番煎じのような感じしかしない。巨大戦艦も同様。飛行機械もそう。今まで観たものを越えられない。ああ、どうしましょう。

なんかいろんなものを詰め込みすぎて、収拾がつかなくなった状態やね。それぞれの絵はきれいなんやけど、それだけで2時間は辛すぎる。「千と千尋」もしんどかったのに。まあ、あれは単純なファンタジーとして観られたからなあ。でも「ハウル」はねえ。


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