この前図書館で借りてきた本。2冊目。ようやく読み終わりまして。このペースでいくと5冊借りてきたけど、全部を読むのはとても無理そうです。ま、また読みたくなったら借りたらええだけやし(^◎^)。

これは集英社新書。小林一茶の残した俳句のうち300首あまりを、詩人の宗左近さんが解説しています。

小林一茶って、けっこう好きなんです、ワシ。俳人の頂点は松尾芭蕉でしょうけど、そこまで精神的な高み(あんまり好きな言葉ちゃうけど)まではいってないけど、分かりやすい言葉で分かりやすい内容で、でも心に残る。これはなかなかできることやないですね。といって川柳ほどにはひねくれてない。わははと笑ってオシマイにならない。「ほんまやねえ」と相づちを打ってしまうような、そんなところが好きですねん。

作風から、けっこう近代の人やろうと思ってたんですが、江戸時代中期の人なんですね。それにしては現代的。生涯に2万首(!)の俳句を残したそうです。芭蕉が1千首、蕪村が3千首だそうですから、桁違いに詠んでたんですな。宗左近さんはその2万首すべてに目を通して(^◎^;)、そのうち300首あまりを選んだそうです。2万首すべてが名作というわけではないそうです。そらそやわな。それにしても2万首も詠んだというのは驚異ですね。たぶん生活そのものが俳句してたんでしょうなあ。ちょっと葛飾北斎を思い出したりして。

選ばれた俳句もいいけど、宗左近さんの解説がまたイイ。学者風の決めつけたところがなくて。「どうでしょうか」なんて聞かれたら、またその俳句を味わってみたくなる。こういう解説、ほかでは見たことないなあ。

では一句。

露の世は露の世ながらさりながら   一茶

「さりながら」が、なんともいえんなあ。
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