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【北回帰線】ヘンリー・ミラー(大久保康雄訳・新潮社)※途中まで

やめる勇気

わたくしが敬愛するサマセット・モームさんは、「読書案内」とか「世界の十大小説」で、
「読書は楽しみのためにするもの」と断言しています。そして読んでいて面白くないところとか退屈なところは「飛ばして読めばよい」とまで言っています。

ところが別の著作(サミング・アップだったと思う)では、「私はどんなに面白くなくても、途中で読むのをやめたり飛ばして読んだりすることができない」とも言っています。
どちらかと言えば僕は後者のほうです。読んでる途中で退屈しても、最後まで読んだら残るものがあるんじゃないかと思ってしまうのです。だから最後まで読まないと、後悔しそうな気がするんですね。

とはいえ。最後まで読んでも何も感動しないこともあります。そんな時は、この読んでいた時間がもったいなかったかなと思うこともあります。この時間に別の、もっと面白い本が読めたかもしれないし、と思うとちょっと悔しい。

というわけで。今年は「おもしろくないな」と思ったら、途中で放り出すのも悪くないかなと思います。

で、途中で放り投げた第一弾。
昔「南回帰線」を読んだことがあります。どちらもはっきりとしたストーリーのようなものがない話なんですね。「南回帰線」は確かニューヨークが(思い違いか。とにかくアメリカのどこか)舞台だったと思いますが。途中まで読んだところでは、「北回帰線」はパリが舞台。主人公がそこであれこれ考えたり、したりすることをダラダラと書き連ねている、というスタイルですね。これ、前に読んだ「オン・ザ・ロード」とも共通しているかな。そして、ところどころに気になるフレーズはあるんだけど、前後のつながりがほとんど感じられないので、あとに残らない。まるで日記の覚書。
それでもそのひとつひとつのフレーズが心に残る人はいるんでしょうね。そしてこのスタイルも。だから今でも読む人はいるんでしょう。

あと、この翻訳はちょっと古すぎるような気がします。どうせ読むにしても新しい訳で、と思いますし、今新しく翻訳したら、もっと面白く読めるのかもしれないなという気もします。
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