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【ぬしさまへ】畠中恵(新潮文庫)

畠中恵のベストセラーシリーズ第2弾。今更ながらに読んでます。
廻船問屋長崎屋の若だんな庄三郎は、生まれつき体が弱く、いつも店の奥で寝たり起きたりの生活。しかしそれは本人の意志というより、甘やかして育てている両親と子供の頃から世話をしている二人の手代のせいでもある。そして二人の手代は、実は人の姿をした妖なのであった。そして庄三郎の周りには子供の頃から様々な妖たちが、友人のように集まって、手代と同じように庄三郎を甘やかしていいなりになっている。そして庄三郎本人は、巷で起きる事件を推理することを楽しみにしている。

といったところが基本の設定ですね。事件が起こって、馴染みの岡っ引きが若だんなに相談に来る。すると若だんなは妖かしたちを使って情報収集。そして事件を推理する、というのがいつもの流れ。まあワンパターンといえばワンパターンなんですけど、事件の内容や、ちょっとした義理人情などがはさまって、短篇集なんだけど作品ごとの起伏に飛んだ内容になっています。だからなかなか飽きないんですね。シリーズがベストセラーになるのも頷けます。

そして主人公の若だんなが、明晰な頭脳を持ちながら、病弱なために、最後の一息のところで手代たちに釘を差されてしまい、「私はなんのために生きているのだか」と悩むところも、どこかはかなげで悲しげで、これからこの若だんなはどんな人生を歩むんだろうと、そういう気分にさせらるので、次の巻、また次の巻、という風に読み進んでしまうのですね。

うまい!
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