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【ウェストウィング】津村記久子(朝日新聞出版)

築数十年の雑居ビル「椿ビルディング」の、空き家となった西棟の橋のスペースを秘密の休憩所とする別々の人たちの話。
はじめは建設事務の少事務所のOLの話が主で、なるほどまたこれですね、と思ったのだが、次に出てくるのは親や周りに気を使いすぎる塾通いの小学生。お互いは休憩所でメモ書きを交わすだけで、相手がどんな人だかわからない。で、途中から参戦するのがCADオペレーター(だったっけ)のサラリーマン。
それぞれにドラマがあるのだが、それがいかにも津村記久子ワールドなのである。とても楽しい。
そしてなぜか大雨が、見知らぬはずの三人を結びつけるのであるな。

この著者にしては珍しい大長編。読むのに骨が折れたよ。まあ楽しい時間をたっぷりくれたとも言えるけどね。
以前だったら、最初のOLのエピソードか、小学生のエピソードか、どちらかだけでの作品となっていただろうものが、ひとつに繋がった物語となるところが、今までにないところ。そしてラストになんとなくなんだけど、希望の光のようなものが見えるところも。
何か心境の変化がありましたか? 津村さん。
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