ロシア語通訳で作家でもある米原万里さんのエッセイ集。
米原万里さんって、わたくしはワイドショーで時々見かけたことがあるだけで、実際どんな仕事をしてはるのかはあんまり知らんかったんですが、通訳としての仕事のおもしろさとかたいへんさとかも書いてあって、面白かったです。
いろんなところに書いたエッセイを集めたもの、なんですけど、寄せ集め感というのがあんまりなく、すらすらと読み進めました。途中の対談も面白かったし。

ワイドショーで見かけた時は、「ロシア語通訳」という先入観もあって、どこかお堅いお嬢さんのように思ってたんですけど(容貌もお嬢さん風やし)、とんでもない誤解やってことがこの本を読んだら分かりました。まあ、この題名からして。がせネタとしもネタですからね。

通訳の仕事を通して感じたこと、考えたこと、考えさせられたことなどを書いてはるんですけど、どの文もふんふんなるほどと、思わず頷いてしまうことしきり。ときどきお腹を抱えて笑ってしまう話もあったりして。電車の中で読んでて、ふいてしまって恥ずかしい思いもしましたわ。
そういう、真面目さとおかしさのバランスが絶妙です。それはきっと、この人自身のバランスが絶妙なんだろうなって思いますね。だからすいすい読み進めてしまうのか。
ほんまに面白かった。
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